usami99 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
プルシュカが大好きになって、泣かずにはいられない映画。
原作未読、アニメ本編は見た段階での映画でした。(今は原作単行本最新刊まで追いついてます)
放映時に映画館で見たときの感想なので多少違っていたらすみません;
まず第一にテレビアニメは見ていた方がいい作品だと思います。
今作は特に細かな序盤あらすじなどはなく、試聴済みの人へ向けた作品です。
(出ナナチが凄く可愛い…)
またこの作品は作者のフェチが詰め込まれていて、可愛らしい絵柄に反して内容が結構グロいです。
確か映画は年齢制限も付いていたかと思いますが、アニメにしては「痛々しい」グロさです。
ストーリーは胸糞成分が基本的に強めです。
主人公含め登場人物はちょっとサイコチックというか…
現実にはない世界観の作品だけにちょっとネジが飛んでいる気がします^^;
作中誰しもが「好奇心」や「憧れ」を抱き、巨大で危険と分かっている大穴に入っていきます。
今作で初めてテレビアニメでは出てこなかった「プルシュカ」という女の子が出てきます。
アニメでは出てこなかったプルシュカですが、すごくいい子そうでした。
「{netabare} あぁ…いい子だなぁ…。けどパパがあれでは…… {/netabare} 」
というすんごく嫌な予感が頭を過ぎるんですよね。
この予感が当たるか当たらないかは言わないでおきます。
序〜中盤辺りで出てくる拷問のようなシーンはかなりきつかったです…。
多分今作で一番直接的で痛々しいと思ったシーンでした。
てか子供にそんな事する描写大丈夫なの…w
ちょい余談です。テレビアニメ一期も描写がえぐかったですが、
二期の内容も倫理的に放送大丈夫なのかなと思うシーンがあるので
無事に放映される事を望む反面心配もしてます…。
ボンドルドもネジは飛んでるんですが、どこかカリスマ性のあるキャラだなと思います。
{netabare} 使い捨てた子供達の名前をきちんと覚えていて、一緒に「素晴らしい冒険」をしていましたしね。
彼にとっては良くも悪くも全員が特別な存在だったんでしょう…。
下の階層にいる子供たちの事もちゃんと覚えていましたし。
そして、形を変えても、意思を無くしても、変わらず同じ子供達だと思っている。 {/netabare}
サイコなんですが彼にとっての「愛情」みたいなものはやはり感じます。
最後の方のプルシュカの言葉一つ一つ、リコの言葉一つ一つが胸に刺さりました。
2時間足らずでプルシュカが大好きになり、彼女のために、涙を流さずにはいられなかったです。
今作の箇所は、原作漫画を読んでいなくて良かったなとも正直思いました。
読んでいたら観に行けなかったかもしれません。