やまげん さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
(ストーリーから)心が離れたがっているんだ。
脚本家の岡田麿里氏の作品は、自分にとって合うときと合わないときの落差が激しいのだが、今回は全然合わなかった。
{netabare}物語冒頭で、不倫した父が成瀬に「全部お前のせいじゃないか」といった部分は、いやどう考えても不倫したお前のせいやろ、と突っ込まずにはいられなかった。
言葉の持つ影響は、この作品のひとつのテーマだとは思うのだが、↑のくだりでは成瀬は何も悪くないので、これをきっかけに話がスタートする時点で、もう自分の心が作品から離れていくのを感じた。
また、成瀬が中学生というのならまだ話はわかるのだが、高校2年生まで引きずるというのも、ちょっとないんじゃないかと思った。
ところで、本職の声優を多数起用しておきながら、どうして成瀬の母親だけ吉田羊にしたのだろうか。
それなりに重要な役なのに、演技が他のキャラの演技とマッチしておらず、完全に浮いていた。全部プロにするか、全部プロ以外にするかに統一して欲しかった。{/netabare}