ひろたん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
劇は終わり
「一連のエヴァンゲリオンと言う劇は、もう終わり。{netabare}これは、ただの劇だったんだ。」「エヴァンゲリオンと言う古い列車に乗ってきた(舞台にたってきた)人たちは、途中で降りて行った。そして、(終着)駅に着いた人たちもみんな降りて。そして、駅から出て現実と言う街に行こう。」{/netabare}と、言うことなんだろうな。
自分は、「セフィロトの樹(人が神へ至る道)」を素直にモチーフにしたTVシリーズから続く旧劇場版の方がおとぎ話を貫いていて良いと思いました。
新劇場版は、アスカの設定と活躍はよかったです。
ただ、マリがいるためか、アスカの扱いが最後、雑だったのが残念でした。これなら、旧劇場版の良くも悪くもシンジとアスカの二人劇の方がよかった気もします。
しかし、マリは、このエヴァンゲリオンと言う劇を終わらせるために必要な象徴、だからこそ、劇中では、バリバリ劇の中心にいるアスカ(感情移入しすぎて劇から抜け出せなくなる象徴)と対照的にちょっと離れた位置から見ている的な役回りで、あまり感情移入できる場目が少なかったのは、観客に目を覚まさせる必要があった役なのだからだと納得しています。