waon.n さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
平穏世代=平和ボケ世代?
【First impression】
タイトルのロゴをみて、80年代後半から90年代初期のアニメかと勘違いしていましたが、2021年夏アニメで逆に興味をそそられてしまう。
調べてみればシリーズ構成、脚本に瀬古浩司さんではないですか!
制作会社はMAPPA。
期待せずにはいられない。
1話目からスピーディーに展開し気づけば1話が終わっていた。
早すぎる! 体感10分位なもんです。
スピーディーに走る物語だからか、カッコいいレイアウトというよりも、分かりやすい構図ってイメージ。
演出は丁寧。
アクションもスピード感が良い!
さてさて、どういったシナリオになって、どういったテーマを描いてくれるのだろうか。
乞うご期待!
【Review】
期待どおりの面白さでした。
人間、悪魔、神の3つの種族があり、それぞれの立場をみせながら進んでいくストーリーの柱は、神VS悪魔。
圧倒的にパワーバランスが悪いです。序盤は割と互角だったんですが、中盤で完全に崩れます。しかし、これは悪魔側に入るためのイニシエーションで必要な事だったのだと思います。
これにより当初は神=正義のように見ていたものが、後半に進むと観かたが次第に変わっていたのには本当に驚かされた。
描き方はちゃんと神を正義にしてるんだけれど、気づいたら悪魔を応援しているようになっていたりする。
ここら辺の構成が上手く視聴者の心理を動かしてこようとする脚本の上手さにやられましたね。
絵についてですが、線の数が少なく、それにより良く動く。程よく中割りをぬいてコマ数を減らすことで作画のカロリーを減らしつつダイナミックな作画を可能にしているのではないでしょうか。また、直線的な動きが多いことで、韋駄天のスピード感を演出しており、力はパワーだと言わんばかりの演出に笑いを誘われます。
また、色彩が特徴的な作品でもあります。単調でありつつ鮮やかな色味を使うことで、印象的な絵になっていることでパースをわざとズラして特徴的な背景にしたりした時に違和感が気持ちよくなるようにしているのだと思います。リアリティを調整しバランス良く仕上げる上で素晴らしい働きをしているように思われます。
これはOPから意識されている点かなというのは思考が飛躍しすぎかもしれないですね。
でも、EDで現実の日常を入れてきているので、やっぱりそのあたりまで意識しているように思うんですよねー。どうなんだろ?
メッチャ残念なんですが、最後が消化不良です。
え?終わり?続きは?ってなっています。現在進行形で…。
2期があるのか、はたまた終わりなのか不明ですが、このままではもったいない。韋駄天と悪魔どっちが勝つのかその行く末を見届けるまで死ねないです。
【Ending】
最後まで読んでいただけていたら嬉しんぼ。
しかし、謎にこのアニメ、良いエロさがあるんだよなぁ。
原作ですでにキャラはデフォルメされた感じがあるけれど、それよりもなんか体のラインなのか、キャラデザにこだわりを感じる。
今回、STAFFのカテゴリーを書くの面倒だったので(今後も載せないかも、だってほぼWikiだもん)、キャラデザは大津直さんでBEASTERSのキャラデザらしい。あの動物にエロさを感じさせるわけだから、スゴイんだなって本当に思いました。
エンディングは一言にしようと思ったのに長くなったでおしまい。
では、よしなに~。