MTK207 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメ映画で一番泣けた
前半はこれまでと比べて泣けるシーンが少なく、思い出振り返り映画化と思いましたが、ご安心ください。後半死ぬほど泣けます。
こう来たか。ポスターみれば明らかですが、少佐が生きていたわけですね。クラウディアと会いに行った時の少佐、クラウディア、ヴァイオレットの三者の思いがとてもよくわかる。ヴァイオレットは人の心がわかるようになってしまっただけに、少佐の苦しみが理解できる。つらいシーンです。
ヴァイオレットが自分の思いを素直に、正確に伝えようとするところにも成長が表れているように思います。
ヴァイオレットの技能がさらに上がり、ついに冗談を言います!スキが無い。
外伝辺りから理解していましたが、ブーゲンビリア兄は結構いい奴ですよね。明かされることはなかったけれど、ヴァイオレットを弟の少佐に渡したのは、弟を守りたかったからだろうと思います。本編では、弟を守り切れなかったヴァイオレットに当たるシーンがあります。本作では、ヴァイオレットやクラウディアと衝突しますが、謝罪し、素直になれない自分をオープンにするシーンがあります。いつまでも躊躇する少佐の背中を最後に押したのは、兄でした。
今回は社員が活躍するシーンは少なかったけれど、本当に色々な人間関係の良さが描かれている作品だと思います。
映画だけでも十分面白いけれど、ぜひ、本編(14話含む)と番外編も見て欲しい。
絵はいつも通り素晴らしすぎる。すべて素晴らしい。