MTK207 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
素晴らしすぎる
「届かなくていい手紙なんてない」という本編に登場した名言とともに、「郵便配達人が運ぶのは、幸せ」という名言が登場する。
郵便局は絶対にスポンサーをすべきだった。年賀状のCMの何億倍も手紙のすばらしさを伝えている。
本編で、言葉の裏にある思いや心を読み、依頼人が他者に伝えて欲しくない内容を自分なりに理解できるようになったヴァイオレットが、この外伝では、依頼人に頼まれていないことを自分の意思でする。それが結果的に、離れ離れになった姉妹を再開に導く。
職業人としての発達だけでなく、イザベラとの関係を通して、私的な人間関係を経験していく。
イザベラも良い友、支えを得て、成長する。妹のために、自由にありたいという思いをかみ殺さないといけないことは、苦渋のことだけれど、さらりとなすべきことを優先できるのがヴァイオレットの、ある種、良いところなんだろうと思う。