ちょっちゅね~ さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
アニメに不向きな作品例
2話まで視聴しましたが、"30分アニメに不向きな作品"という分類です。
大雑把なストーリーの流れとしては…
①:主人公が何かをする。
↓
②:周囲が「そんな事できるのか!?すごいです~!!」と言って褒めちぎる。
↓
③:主人公「褒められるってこんなに気持ちいい!」
↓
④:①へ戻る。
感想
漫画版だと気楽に読める安いスナック感覚なのに、
アニメだと量の少ない安いスナックを長時間掛けて食う事を強いられている様な作品。
原因としては、下記の3つが挙げられる。
・原作の設定とストーリーが薄い事。
設定とストーリー薄いが故に、1話の時点でネタ切れが確定しており、
後は惰性を強いる。
地上波で流すショートアニメでも厳しい設定の薄さであり、
webのショートアニメで許容できる様な薄さ。(※許容であって、面白いとは思わない)
・主人公の設定境遇に対し、声質/表現方法があっていない。
気が抜けすぎる喋り方であり、メンヘラの様な主人公になっている。
仮にも3年間も危険な森で過ごしているので、もう少し引き締まった声の表現が適切と思われる。
まさに "ストーリーだけ理解した声" をしており、設定やその他背景を加味した "主人公を理解した声" ではない。
・随所に見られる微妙に世界観とズレた描写表現
絵の質に関しては、作品の薄さに対しては上等な仕上り。
但し "苦い薬を仲間が無理やり飲ます" 描写を紙芝居的な表現でやった等の描写表現が世界観と微妙に合っていない。
これがギャグアニメであればピッタリな描写ですが、本作品はゆったり/まったりといった作品性である為、微妙にずれた描写表現を見て「こんなもんでええやろ」という"甘ったれた仕事をしたな"という感想を持ちました。
総評:視聴する価値無し。
但し、漫画版は鼻で笑っ気楽に読めるので、一度読む事を推奨する。
蛇足:この作品の薄さを見て、話はつまらないが設定はちゃんと機能しているジャンプ漫画の編集者って凄腕なんだなと感心した。