シン☆ジ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
息を飲んだ。。歌と映像
夏は、なぜか劇場映画が観たくなります。
でも・・
正直、細田監督の前作が期待外れだったので様子見のつもりでした。
が、ワクチン接種のため里へ降り、時間を潰す必要もあったのでえいやーとばかりにソロ敢行しました。。
監督:細田守
制作:スタジオ地図
公開:2021年夏
視聴:2021年夏 TOHOシネマズ仙台
観る前)
そばかすって、欧米では日本のえくぼみたいに好意的に受け取られるものらしいけど、あっち向けに作ったのかな。。
観ながら)
絵力・・すごい。引き込まれる。
音楽・・すごい。心に響き染みる。
演技・・一部つたない。ちょっとだけ萎える。
展開・・既視感あり。しゃーないけど。
(仮想空間、城でのダンスシーン、人物など)
ヒロインのアバター・・美人とは思うけど日本人好みではないような。
~つっこみ{netabare}
親の死やイジメ・・ヒロインの身の上としては(特にフルーツバスケットを観た直後では)またか感が満載で感情移入がイマイチだったのは否めないけど、こればっかりはしゃーないかな。。
他人の子を助ける母・・やっぱ賞賛する気になれず理解に苦しむので感情移入がしにくい。その結果自分の子がどれだけ悲しむか、わからないはずもないし。助けたのがヒロインだったならそのトラウマに理解も感情移入もできたような。いっそ、実は助けた子が竜やその弟やカミシンだったなら・・まだ頷けたかも。
ナゾ、というか違和感)
・ヒロインは何故、竜を追うのか・・
恋心?「若い時ってチョイワルな男に惚れやすい」というのがその説明?でもそれはおばはんの憶測でしかなかったよね。あそこまで追うんだから推して知るべしってこと?いやいや、説明(あるいは演出)不足でそw竜に出会う前にヒロインの性質として前フリしてくれていれば少しはハラ落ちしたかもだけど。
・竜の本体(オリジン)
海外の人かと思った。言語は即時翻訳しているものと。高知と東京とはいえ、仮想空間の人口に対してなんと狭い世界であることか。
・リアル竜と出会うシーン
本名は恵(けい)?
住所も知らない家を探し当て、あまつさえそこに丁度、本人たちが表に出てくる・・さすがにないわw 拡声器で歌って探すとかも良かったのでは?JK一人で行かせる大人たちもなんだかな・・多少ウソをついてでも警官を巻き込むとか・・色々脚本の作りようがあるのではないかと。やっぱワンマン作品だと客観的に見えなくなって意見できる人もいなくなるのかな・・恵の父親に立ち向かうヒロインの表情ももうちょっと劇的にできなかったかな・・悲しみの表情とか、微笑みの表情とか。。なんか演出が軽いんですよね。。(京アニの見過ぎかなw)
・恋の行方
結局、恋の相手は竜なんだよね?仮想世界の姿なのに惚れたの?しのぶ君の言葉「これでやっと普通に付き合える」もイミシンとも受け取れるセリフだし。その辺がちょっと曖昧だったかな。もっと竜との未来を想像させて欲しかった。
・終わり方
エンドロールでフラッシュバックするのは好き。
でも画面に黒沢ともよさんの名があったような・・どのキャラだったんだろう。
{/netabare}~
細かいところを気にしなければ、おおむね良かった・・かな。感動的ではあるかと。
特に音楽が心に響きやすい自分にとって、そのシーンは涙モノでした(比喩じゃなく)。
劇場で観た方が、映像と音楽を愉しめそうではある、かな。。