ハニワピンコ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
青春群像劇(怪獣付き)
割合で言うと群像劇7 怪獣3くらい
よくあるストーリー物で示される、明確な目的や終着点が無く、群像劇的で描写が明確に示されてなかったりするから、全体として物語の終わり感は前作よりは薄い
色々なキャラの設定を最初に出して、そこから深堀とかをしようとしてるけど、そのオマケで怪獣が出てくるみたいな構成だから、グリッドマンみたいな怪獣メイン、怪獣優生思想の隠された目的とは!?みたいなのを期待して見るとちょっと違う
話のメインとして色んな人物の過去やらを描いてる割にはガウマの掘り下げが足りなくて、5000年前の話とか、優生思想との関係、生き返ったのとダイナゼノンと関係がよく分からなかった
ここら辺は次作への謎とかでは無くただの説明不足
蓬たちの描写だけでもかなりキツキツだったのに、それに加えて怪獣優生思想の人達ともある程度関係を持たせて設定を広げようとしていたけれど、こっち側はかなり薄かった印象
そもそも敵側の目的がよく分からないまま変にネタキャラに走らせ、とりあえず登場した怪獣を操作させるだけで特に燃える展開も無く、バトルもあまり燃えなかった。中身の無い悪役という立ち位置で最後まで持て余されていた
グリッドマンの続編ではあるけど、群像劇に重きを置いて色々描きたいって部分は全然良いと思うが、どっちが面白かったかと言われれば前作かな
8/6 誤字修正