えたんだーる さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
私はご都合主義な解決担当のプロデューサーである
などといきなりなろう小説のタイトルをレビュータイトルにパクってしまい申し訳ありません…。
原作ライトノベルもコミカライズも未読で、ストーリーはアニメが初見です。第5話まで観終わった時点でこのレビューを書いています。
大学で経済学科に進学して卒業後、紆余曲折あって念願のゲーム会社に就職した橋場恭也でしたが、制作として関わっていたゲームの開発は中止となり無職に…。
帰郷して自室でかつて大中芸術大学(モデルは大阪芸術大学?)にも併願で合格していたときの合格通知書を眺めながら寝落ちしたらなぜか過去にタイムスリップしていて、どうせやり直せるならと進学先を大中芸大に変更して、タイムスリップ前に同世代の有名クリエーターだった同級生と大学生活をやり直すといった感じのお話ですね。
主人公を含めて男女二人ずつ計四人でのシェアハウスでの同居とか、周囲のクリエイターの卵たちが自信を無くしかけているところで主人公がブレイクスルーのきっかけを作るとか、主人公にとっては「夢のある大学生活」になっていて笑えます。
ところで作中で恭也が問題を打開しなくてもみんなトップクリエイターになっていたはずなのですが、その場合はどんな歴史を経てそうなっていたんだろう…?
ちなみに私は基本的に子供とか若い頃から人生をやり直したい願望は強くない(やり直して今よりもうまくいく気があまりしない)人間なので、主人公への共感という視点ではストーリーを追うことができませんが、まあ何か楽し気に暮らしていて良いなくらいな軽い気持ちで本作は観ています。
本作では大学生にしては小さいとか幼く見えるとかいう女性キャラが数人出てきますが、現実問題としてここまで極端な奴はそうはいないだろうというツッコミはありそうですよね。
余談: 大阪芸大は別作品『アオイホノオ』では「大作家(おおさっか)芸術大学」として出てくるため、うちでも夫婦でそう呼んでしまうことが多々あります。当然ですが、作中年代は『アオイホノオ』の方が相当に古いです。
2021.10.3追記:
最終話まで視聴終了していましたが、更新が遅れていました。
結局最後まで「自分が認めた才能を持った人間と一緒に仕事をしたい」という願望を果たさんとするということでは恭也の態度は一貫しています。他の人間が何を幸せと考えてその道を進んだかということには一切頓着しない、ある意味究極の自己中心的人物であると言えます。
何を幸せと考えているかが主人公と世間のマジョリティーでズレているという意味でストーリー的な支持は得にくいでしょうが、女性キャラが可愛ければそれで良いという向きにはけっこうお勧めできる作品なのかもしれません。
余談: バンドリのポピパ(Poppin'Party)がOP主題歌を担当していたことで、「RASに続いてポピパもプロデビューしたのか」とか、埒もない妄想をしていましたよ(笑)。