tinzei さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.5
作画 : 1.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ディストピア・・・・・・と言っていいのかな?
企業が支配する世界で、企業に家族を殺されて逃げてきた女が、諸事情でゲリラたちといる化け物と親交を深めて、企業に立ち向かっていく。
この作品の題名にもなってるギルステインとはパッケージに載ってる化け物のことで作中だとCG作画。ただ2002年のCGだからクオリティはお察し。
ストーリーは少しディストピアが入ったアクションものだけど、上記のCG以外特筆する点はない。
一応ディストピアとは言ったけど、作中で明確に企業から被害を受けたのはサビだけで、カオスに関しては親友と上司が悪いのであって企業は関係ないし、管理社会を思わせるような描写は少ない。
約90分の映画で見やすさはあるけど、作画は論外だし、ストーリーもつまらなくはないけどこれといった魅力はないし、人にオススメするような作品ではない。
【あらすじ】
サビが大企業ヤシロの追手から逃げるがその途中謎の化け物に襲われる。
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地下に落ちたサビだったがもう一体の化け物に遭遇する。その化け物は味方で最初の化け物を倒してくれる。
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だがサビは母と妹を殺したのが同じような化け物だったため、味方の化け物に銃を向ける。
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すると反ヤシロ組織アナグラが現れ、味方の化け物カオスについて説明する。
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化け物はギルステインと呼ばれる生物兵器で、本来は死刑囚がなるはずだが、カオスは別の理由から化け物にされていた。
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カオスはヤシロのカドケウス計画の一員だったが、恋人のレイメイからカドケウスが生物兵器を作るプロジェクトと知らされ、親友のリーと共に告発しようと考えていたが、リーが裏切りカオスはギルステインに変えられてしまった。だがまだ開発途中であったため、カオスの人格が残りアナグラに逃げてきたのだ。
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サビはそんなカオスの事情を知りカオスと仲良くなる。
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サビは父親は有名な研究者だったが、カオスの上司ムデムが必要としたため攫われていた。
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サビはカオスの話から攫ったのがムデムだと分かると単独でヤシロに乗り込もうとしてアナグラの人たちに止められるがカオスも一緒に行くと言う。
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カオスとサビはアナグラの協力で地下道を行き、ヤシロの本部タワーに侵入する。
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カオスたちの侵入に気付いたムデムはギルステインたちを目覚めさせカオスと戦わせる。カオスは我を失いそうになりながらも勝利する。
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一方カオスがギルステインになったことに気付いていたレイメイはワクチンを開発するが、リーに撃たれる。しかし土壇場でリーにウイルスを打ちこみギルステインに変える。
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アナグラが以前から進めていた計画を早め、カオスたちの騒動に紛れてヤシロに攻撃を仕掛ける。
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カオスはギルステインになったリーを殺し、ついにレイメイと再会。ワクチンを打ってもらい人間に戻るが、レイメイは死んでしまう。
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カオスたちは奥に進み、サビの父を探すが、ギルステインが待ち伏せしていて戦闘になる。
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しかし生身では勝てないことを知ったカオスは再びウイルスを打ち、ギルステインとなってそれと戦う。
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するとそこにムデムが現れ、ウイルス開発の目的が生物兵器ではなく、感情を抽出して人工的な感情を作ること。そして今戦ってるギルステインがサビの父であることを知る。
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迷ったカオスは父に一本だけ残ったワクチンを打ち人間に戻すが、人格は元に戻らなかった。
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一方アナグラもギルステインに変えられた仲間の女スパイと対峙するが人格を失い、仲間を殺したため、メンバーは仕方なく殺す。
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カオスはサビと共にサビの父が作った感情の制御装置へ向かう。だがそこにムデムがおり、サビの父に人格を戻す代わりにサビが愛が憎しみに代わる洗脳を受ける。
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父は正気を取り戻すがサビは父やカオスを殺そうとする。だがサビはカオスの説得で我を取り戻し、父がムデムを殺し一件落着。
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アナグラもヤシロの会長を捕まえ、本部タワーを爆破。これでヤシロ体制は終わり、カオスたちはアナグラに戻る。