Jun さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
こんな軍隊はない
人種差別から人権を剥奪し強制収容し徴兵する、体制側の少佐(少女)と戦場の少年兵士達。敵は強力で、体制側で戦闘をモニターしている少佐(少女)だけが何も出来ず、フラストレーションを起こすシーンが後半まで続く。兵士達の戦闘シーンは簡潔で、毎回、淡白に仲間が死んでゆき、生き残ったものも達観している。
恣意的に少佐と兵士達が貶められているようで、何かのプロパガンダのような気持ちの悪さ。ただベタだが、少佐と各兵士が名乗りあって、少し心をかよわせるエピソード、迎撃砲無断使用の回、そして最終回は、少佐の成長が気持ちよく見れた。
無力化された死ぬ間際の兵士の脳を転写して兵器制御の要とするという設定は、続きの予想がつきやすく、終盤がチープに感じる。
一期は、兄とアンダーテイカー、二期ではアンダーテイカーと少佐という構図で、同じことするのだろうか?