シボ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ダメだ~結衣推しだったのに、いろはにあっさり白旗なんです~><!
1期で三角関係の進展、ラブコメ要素が少なかったのは少々消化不良
ではありました。
この続では、ラブコメというか三角関係が段々とシリアスに。
もうヒロインのどちらかが(推しは結衣なんですけど)悲しい目に
合うんじゃないのかなってドキドキしながら観てました。
最初の案件(戸部の告白)で、またも自分を犠牲にしてとりあえずの
解決へと導いたヒッキー。
自らは心痛まない、誰も傷つかないやり方だって言い切る姿を
雪乃や結衣は黙って見過ごせません。
ヒッキーのやり方では、彼を想う雪乃や結衣が辛いんだよってことが
理解してもらえなくて涙で訴える結衣が切ないです。
そんななか、次の案件(いろはを生徒会長選挙に落選させる)
で、またも解決方法での意見の違いから
奉仕部の3人にとうとう亀裂が入っちゃいます。
ヒッキーは雪乃や結衣の会長への立候補への決意を阻止して
結果、自らが犠牲とはならないやり方ではあるものの独断でいろはを
生徒会長にすることで決着させます。
自分が会長に推してしまったいろはに責任感を感じたヒッキーが
他校との合同イベントに協力する中盤以降では、色々な悩みを乗り越えていくヒッキーの成長すごくない!?って観てました。
中学時代、告白したものの玉砕しトラウマとなっていた折本かおりの登場。
(好きだった娘にここまで言われてしまうのは相当キツイ><!。
自分だったら視線から消えます。耐えられません・・・。)
それでも今のヒッキーは引き下がりません。
生徒会長のいろはを陰日向から支え続けます。
新キャラのいろはは本当にあざとい仕草をこれでもかってみせて
くれるんだけど
1期の文化祭委員長の相模とは違って、自分の仕事を無責任には
放り出しません。
他校との合同イベントの会議でのあの相手高校の生徒会委員長の
飽きれるような会議でも投げ出さずに真面目にやり遂げたのは
好感でした!
まあ、あの男を手玉にとるあざと可愛さを巧みに使ってなんだかんだ
助けを借りるのも上手いんですけどね。
いろはとヒッキーのやり取りは、毎回笑いました!
距離もここでグッと縮まって、徐々にヒッキーを見直して信頼する
関係性が観てて気持ちいい!
こういう子って裏の顔がヤバいってのが普通なんでしょうけど
ヒッキーには悪態つきながらも本音で頼りにしてるってのが伝わって
あざとくても良いです、なんか好きになっちゃいました!
(自分なんてたぶん転がされるだけなんでしょうけどね~><!)
いろはとヒッキーの頑張りを持っても先の見通せない合同イベントの準備。
平塚先生の素晴らしすぎる助言もあって
ヒッキーは意を決して助けを求めに、奉仕部の扉を開きます。
奉仕部の扉をノックして雪乃や結衣に
「本物が欲しい」って涙を流すヒッキー。
本物ってどういうこと??
ヒッキーのセリフって考えてることなのか雪乃達に全部ぶちまけてるのかイマイチわからないんだけど。
ヒッキーが初めて感情をさらけ出して訴えたことが響いて彼女達を
動かしたってことなのかな。
屋上で抱き合って涙を流す結衣と雪乃に、こんなの泣いちゃいます!
その後結衣、雪乃の協力でクリスマスイベントは無事に成功します。
会議で相変わらずグダグダ言う委員長に
「ごっこ遊び」って論破する雪乃にメッチャスッキリしました。
場の空気を凍り付かせて論破した2人にいろはが説教するくだりは
笑ってしまったし、最高にスカッとする話でした。
後半はラブコメ展開全開で、キュンキュンしながら観てました。
ディズニーじゃないランドでの
ヒッキーが結衣、雪乃とそれぞれ二人きりになる瞬間があってそれが
どっちもとても彼女達の魅力全開で良いんです。
花火が上がる中、葉山に告白したものの玉砕するいろは。
涙を流しつつ帰りの電車でヒッキーに
「あんなの見せられたら・・・」あのやり取りで
ちょっと、いつの間に心を寄せてしまったの?って仕草に
結衣と雪乃がいるヒッキーを好きになったって駄目だからって
観てました。
負けフラグ全開のいろはの今後が気になる~。
だいたいいつものことなんですけど、自分
振られてしまう娘がどうしても気になっちゃうんですよね~。
最終話の3人でのデート。
昔から人一倍周りを見て気をつかってきた結衣だからこそなのか
ヒッキーや雪乃の気持ちを見通して先に動き出します。
序盤の葉山や海老名の今のグループの状況を変えたくないことから
個々の告白や想いを殺して
仲間の関係を踏み込まない、決して本物とは呼べない選択に対して
奉仕部での今の状況を失いたくないけど、自分の心、想いを
殺すことなんて出来ない。
なかったことなんかに出来ないって踏み込む結衣の覚悟、本物を求める
決心が胸にきました。
ダメだ~~勝手に結衣の敗北の未来しか自分には予想出来なくて
なんだか悲しくなるよ~><!
女の子の涙は辛いな~。
この3人の関係で誰もが幸せになれる本物を手に入れるってなんとか
出来ないのかな~~?
OPはやなぎなぎさんの「春擬き」。
1期がユキトキだったので勝手にハルトキって読んでたら
春も・ど・き・だったんですね~。恥ずっ><!
「探しに行くんだ そこへ~~♪」ってつい口ずさんじゃう歌いだしが
素敵!
「こんなレプリカは いらない 本物と呼べるものだけでいい」
そしてこの作品で誰もが求める、本物を求める歌詞も良い。
次の完ではみんな本物(だから本物ってなんぞ?)を手に入れられるのかな~?
この先は切ない感じが半端ない気もするし、少し余韻に浸りたいのも
ありますけど、すぐ「完」も観ちゃいますね、たぶん。。