take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
独特のテンポと雰囲気をもったラブコメ系青春群像劇
2020東京オリンピック連休(←一応、記録にぐらい残しておこうw)中に、某アベマなTVにてまとめ放送があったので視聴してみた。
特に前知識、情報は無し。
奇妙な名前のアニメが一気に放送という事だけで、視聴。
つまりは、暇つぶし的な何かという事でした。
結果は、思ったよりも面白かったです。
くっそ、また陰キャのフリしたイケメンがリア充に成上がっていく作品かよ、と思いながら見始めたのは事実なんですが・・・w。
ま、このひねくれた感想もあながち間違いではないのですが、
背中がくすぐったくなりながら、それぞれのキャラの成り行きを見守っていた次第です。
主人公のテンポのせいなのか、独特の雰囲気とテンポ感があります。
ふわっと優しい感じというのは簡単なのですが、それ以上の「何か」もあるような気がします。
このポイントがじれったく感じることもあるのですが、まぁ、作品の特徴としてあげてもいいのではないでしょうか。
メインのキャラクター堀さんと宮村くんが中心になっての物語には違いは無いのですが、陰キャ(という体の)宮村くんにいろいろとお友達が増えていく過程も楽しいかもしれませんね。
それと、メインキャラ以外のラインでもいろいろと恋愛ベクトルが発生するのですが、こちらも結構多彩に展開されるので、なかなかに面白かったです、いや面白かったという表現は少し違うかなぁ。
色々とあるにはあるのですが、それぞれは短い時間なのですが、それぞれのキャラクタとエピソードを丁寧に扱っている感じがして好感が持てました。
周囲のキャラクタもなかなかに魅力的でした。
男性キャラも女性キャラもそれぞれ個性的、しかもいい奴ばっかでしたね。こういう学生生活が出来たらいいでしょうねぇ。
特に女性キャラはキャラクタとしてそれぞれのかわいらしさがあってよかったですね。それぞれに恋愛的なエピソードもありましたし、作品として1人1人のキャラクタを丁寧に扱っていた感を受けました。
ちょっと、今まで観てきたラブコメ系とは一味違った印象を受けましたね。
なるほど「超微炭酸系」ですか、わからないこともない雰囲気でした。
まだまだ、こういう新味のある作品に出合えると楽しいです。
ちなみに、この作品を観ている中で、頭に浮かんできた作品がありました。
・青ブタ
・君に届け
・あと何でかクラナド(学校生活のパートかなぁ)
雰囲気なのか、ただ単に懐かしさなのか。
どれも、印象に残る作品でしたね。
この作品も、いい味を持っている作品だとは思いました。
機会がありましたら、のんびりとご覧くださいませ。