「涼宮ハルヒの消失(アニメ映画)」

総合得点
92.3
感想・評価
5209
棚に入れた
23057
ランキング
23
★★★★★ 4.2 (5209)
物語
4.4
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

実験的作品が見せた世界線

ハルヒの名前を聞いたのは2004年
下火になっていたラノベで圧倒的な部数を誇り

当時勤めていた会社の近くにあった本屋で
凄い数の平積みとポップに圧倒された

その後アニメ化されハレハレダンスや
一期のエピソードシャッフル

そしてエンドレスエイトと物語としても
京アニとしてもかなり攻めたというか
実験的な制作を敢えて行っていたと思う

原作自体が何でもありのバーリトゥードで
笹の葉ラプソディーでタイムリープ使った時に
もう突き抜けているなと呆気にとられていた

そして2期から1年後の2010年
原作で一番人気と言われたこの消失が公開される

本作は長門有希が作りだしたもう一つの世界
ハルヒや小泉達は存在しない

長門は憂鬱の世界ではまったく表情が変わらないが
この世界ではメガネをかけキョンの顔を見ては
頬を赤らめる

キョンは突然の変化に驚いたものの
長門との二人きりの状況を受け入れる

しかしこの世界は間違っていると思い直し
ハルヒや小泉を探し出して元に戻そうと奮闘する
と言うのがあらすじ

とにかく前半は長門の照れる仕草がふんだんに描かれる
この世界では友人として出てくる朝倉は
はずがしがる長門をフォローしていくのが自然で

キョンはそこで現実ではないと思うのだけど
長門の表情を見て戸惑いながらも付き合うのが
彼らしいと言うか顔が近いと言うかw

笹の葉で使った偽名ジョン・スミスを通じて
別の女子高に通うハルヒと出会う事になるが

髪を伸ばした姿を見てTVシリーズで見ていたけど
やっぱり劇場で驚いた記憶がある

脱出プログラムから抜けた後で
朝倉にナイフを刺されるシーンはこの作品の見せ場

ラストに出てくる雪のシーンは今まで見た中でも秀逸
長門の無表情も相まって思わずキャラソンの
「雪、無音、窓辺にて」が頭をよぎる

ハルヒシリーズの集大成と位置付けるに相応しい力作で
この一本があったから未だにハルヒの事を
思い出させてくれるのかもしれない

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 284
サンキュー:

9

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