栞織 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
各話無理かもしれないけど、今更見だしました
今までノーチェックで、スーパーでタイアップの御菓子を見ても「鬼滅みたいにはやってるんだ」とだけ思ってました。今OPのクレジットを見たら、キャラデザが平松さんで、脚本が瀬古さんです。こ、これは見るべし・・・!と、すでにシリーズ終了してどれぐらい・・・・?知らん、まったく・・・。原作連載ももうとっくに終わってるよな。とりあえず全24話ならなんとか見れるかと今計画を立てました。ジャンプ漫画は久しぶりです。沼にずっぽり行くかはわからないけど、今のところいい感じです。
第一話-二話 {netabare} ムカデっぽいものが出て来た以外は、二話とも楽しく視聴できました。悪者の「スクナ」というのは、スクナヒコナノミコトでしょうか。えーと、日本神話ではどうだっけ?また調べてみます。蛭子の神でしたっけかね。違ったか・・・・。某「どろろ」の百鬼丸みたいに体のパーツを集めないといけないという部分が、蛭子神を連想させますね。いやあそれにしてもやっぱりジャンプ、面白さでは抜きん出ていますねぇ。日常部分が丁寧で、とてもいい感じです。あと呪術高専がどう見ても京都の清水寺です。 {/netabare}
第三話-四話{netabare}4話でいきなり話が飛んでいたのでびっくりです。え、自分3話見たよな?みたいな感じでしたね。3話で登場した野薔薇さんはなかなかはっきりした女性でクールですね。4話はいきなり敵が特級の呪靈という設定で、主人公もスクナに変化してそのままですか・・・? 瀬戸さんらしいはしょり方です。え、主人公の名前ってなんだっけ?スクナはもしかして「神農さん」のことでしょうか。大阪の神社ですね。 {/netabare}
第五話-六話 {netabare}心臓をスクナに捨てられた悠仁、あの世ではない?場所で取引しますが、その内容がよくわからなかったです。まあジャンプ作品らしいですね。おなじみの手法というか。先々で問題になるんでしょう。その後は呪術トレーニングのエピソードでした。
話がそういう感じなので、余話ですが、この体の中に何か別の存在がいるという話で、私が印象に残っているのは、別作品でもあげましたが、アメリカのSF小説の「野獣の書」シリーズです。この本はもう今では絶版みたいで、はやったことすら忘れられているみたいです。90年のはじめ頃、書店で平積みになっていました。それが、獣が憑依してしまう少年の話だったんですね。後には少女にも憑依し、その巻の表紙イラストはちょうど宮崎監督の「もののけ姫」のサンと山犬みたいだった記憶があります。この本結構読んでいるクリエイターの人たち多いみたいですね。この「呪術廻戦」の方は知っているかは定かではありませんが、OPにも描かれているようなスクナとの敵対関係は、この「野獣の書」の第一巻と非常によく似ています。もしかしてよくあるパターンの設定なのかもしれませんが、私が読んだ中ではその本が、この「呪術廻戦」とよく似ていると思うものなのです。 もちろん永井豪さんの「デビルマン」などをあげる人もいると思いますがね。 {/netabare}
第七話-十一話 {netabare}7話は野薔薇と先輩たちの話で、余談的でしたけど、その後の8話からは「順平編」で、いじめの話と新キャラ真人の話で、続きものでついずるずると見てしまいました。 真人と七海の戦いはわりとよかったです。というか、七海さんのキャラが立っていました。ただなんとなくシリーズ序盤の丁寧さは失われている感じはします。いかにも連載漫画っぽい感じですね。まあここまで見たので、全24話を見るつもりではあります。ただこの感じで最後まで続くのなら、一推し作品にはならないかなと思いました。しかしシナリオは標準以上の出来です。それではまた。 {/netabare}
第十二話-十四話 {netabare}順平があんな死に方になるとは思いもよらなかったです。残酷ですね。12-13話の戦闘話はすごく面白かったです。スクナに救われた悠仁ですね。真人はキャラデザインがどこかで見た感じと思い出したら、「ゲットバッカーズ」の風鳥院香月に似ているのでした。真人は極悪人なので、似ているとか言ったらだめなんでしょうけど。出版社も違うし。香月いいやつでしたからね。 14話からはまた姉妹校の交流試合で、本筋とは違うみたいです。私は悠仁以外では七海さんが好きですね。14話から新OPとEDで、これもあと10話ですねぇ。 {/netabare}
第十五話-二十四話(最終回){netabare} 最後「続く」と出たからこれは一期なんですね。まあバトルはすごかったです。現時点で最高のバトルものではないでしょうか。動きとかすごすぎて、何が映っているかわからない感じ。爆発はものすごかったし。すごい花火が打ち上げられてるな!と思いましたね。花火師さんたちのプロ仕事に感謝です。
ただ私としたら、思い入れできるキャラが最後までいなかったです。なんか赤司くんと似ているかもということでずるずる最後まで見ましたけど。銀魂に似てんのかな・・・・私銀魂よく知らないのですが、途中いきなり野球をはじめたりはそのノリかなと思いました。ラストはきれいに決まっていたので、そこは不満がなかったんですけど。
まあなんだ、話としては続きがどうなるのか非常に気になりましたし、面白さは非常にあるんですけど、好きだったかというとものすごく微妙な番組だったです。だいたい呪いというのが私はあんまり好きじゃない。というのも、うちには心霊写真が何枚かあって、それを見ていたら、誰か私のことを「呪ってやる」と思っている人がいるんだろうなというのがある。現実にそういうものがあるので、なんとなく「呪い」というのが私は好きではないんです。そういう負の感情を主題にしているという点で。まあこういうのが今ははやっているんだなという事で勉強にはなりました。シナリオはさすが瀬古さんで、最後までゆるぎなく構築されていました。二期もこの方であったらと思いますね。スタッフの方たちお疲れさまでした。 {/netabare}