シボ さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
朝ドラのヒロインにピッタリ
アイドルの夢破れて事務所を辞めた宮沢風花。
傷心の彼女は故郷へと向かう途中、ふと目についた
開放的な青空と白い砂浜いっぱいの「そうだ、沖縄」のポスターに惹かれて、気がついたら沖縄へ。
夕暮れ時、暖かな風にそよぐ風花の髪。
トランクケースを枕に砂浜で眠ってしまう彼女を包む満点の星空。
美しく描かれる沖縄の開放的な雰囲気に(行ったことないけど><!)
なんだか夏にぴったりのアニメだな~って期待度あがっちゃいます!
元気いっぱいな地元っ子の海咲野くくる。
序盤で2冊の母子手帳が出てくる意味深なシーンがあってこれまた
ドラマティックな展開を期待させます。
くくるが子供のころから慣れ親しんだ、おじいが館長を務める
「がまがま水族館」。
そこで風花やくくる達が経験した不思議体験が描かれる回も
あったのですけど、程なくあれってどうなったの?ってくらい
スル~しつつ物語は進んでいきます。
そしてがまがま水族館の閉館、風花との別れで前半終了でした。
後半は規模の大きな水族館「アクアリウム・ティンガーラ」に
がまがまメンバーが採用されて、そこでの苦労、苦難を乗り越えて
成長するってお話しでした。
希望した飼育員ではなく、慣れない営業部で働くことになった
くくるが厳しすぎる上司の要求を文句を言いつつもやり遂げて
成長していく。
そしていつも優しくそばで支えつづける風花。
最初はがまがま組と上手くいってなかった同僚との関係も
色々衝突をしながらも認め合う関係になったり、
希望する部署に配属されなくて挫けそうになりつつも次第に
営業の魅力ややりがいを見出して前絵進んでいく。
後半は正に朝ドラ(最近は全く観てないので雰囲気だけど)を
アニメで観てる感覚でした。
もはやチョコチョコと登場するキジムナー(沖縄の精霊らしい)
や前半での母子手帳とか
がまがまでの不思議体験は何だったの?ってくらい普通の職場
成長、青春ドラマで突き進んでます。
まあくくると風花はとっても可愛くて良い子なんで、その成長を応援しながら楽しむってのがこのアニメの正解なんでしょうけど。
OPは前半クールの「たゆたえ、七色」
途中転調するタイミングで走り出すシーンとか好きでした。
後半クールの「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」も
なんだか華やかだし元気になれる感じの曲調で良かったです。
キャラもみんな可愛いし、沖縄の景色も綺麗で出足は凄い期待しすぎたのが良くなかったのかもだけど、
2クールあったんだし、感情を揺さぶられるような展開があったら
もっと楽しめたと思います。