やまげん さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なにコレ?
映像と音楽は、独自の世界観を持っていておもしろかった。どことなく、映画パプリカを感じた。
ストーリーも、12話まではこの先どうなるんだろうとハラハラしながら楽しめた。
しかし、特別編が終わってみれば、近年まれに見る酷さのラストだった。
{netabare}まず、8話で総集編をやっておきながら、特別編の前半30分でまた総集編をやるというのはないだろう。やったばっかりだよ総集編。
これだけで気分がもう盛り下がった。
そして肝心の後半で物語が終結しても、以下のような多くの疑問が残った。
①ねいるがAIというのは無理がありすぎる。病院で入院してたよね?病院の関係者はねいるがAIってこと知ってたってこと?それとも気付かなかった?だとしたらヤブ医者もいいとこだが…
②結局、生き返った小糸たちはAIだったみたいだけど、いったん葬式までしているのに、家族とか友達とかは不思議に思わないのだろうか。小糸たち生き返った(ように見えた)人たちの周囲の人間は、そろって記憶でも改ざんされたのだろうか。
③お助けキャラは、あいたちが使命を果たした後、どうして殺されなければならなかったのだろうか。
④パラレルワールドの存在は科学的にも否定しきれないと思うが、2つの世界を行き来するのは不可能だろう。なぜ寿は行き来できるのか、なんの説明もなかった。
⑤フリルがどうやって人を死に誘惑したのか結局不明。
⑥なぜエロスの戦士でないとフリルに対抗できないのか不明。ていうかエロスの戦士の定義すら明かされなかった。
疑問と矛盾を残したままで、ラストシーンでアイが画面に向かってピースしながら「復活!」と言ったのを見たときは、正直かなりイラっとした。
この脚本家、アニメを見る人のこと舐めてるんじゃなかろうか。二度とアニメ制作にかかわらないで欲しい。{/netabare}
アイの声優さんは、正直上手ではなかった。特に、叫ぶシーンの演技力がなくて残念。これからに期待。