退会済のユーザー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
我々がこの先生きのこるには──
デスゲーム風異能バトルだが構造は異世界オレツエーとなんら変わらない。
滲み出る秋田書店らしさが完走に導いてくれました。
※別冊少年チャンピオン原作。
デスゲームだが設定はガバい。
異能バトルだがアクションもイマイチ。
キャラクターもペラい。
少年誌なので。まあそういうことです。
アクションとして観て楽しいのは金髪ツインテ赤ドレスというあざとさの権化「シュカ」のチェーンアクションくらい。キャラは立ってはいるが、まんがキャラレベルの造形。掘り下げガー以前の問題。サブはまだしも主役二人の薄っぺらさは頂けない。トリックはコナン程度。会話の長さはFate並。厨二臭さもなかなか。メイン二人の人物像に説得力さえあれば、ガワのペラさなんかは別にどうでもいいのですが。あーもう。このへんにしとく。
淘汰されないために、自らの能力を行使する。
受け継いできた遺伝子の特色、
人類の進化によって得られた個々の能力。
そのために「自分(にできること)を知る」こと。
いじめ。パワハラ。暴力。威嚇。
躾の行き届いてないゴブリンたちが闊歩するこの世界で、
ぼくたちが「ヒト」として生き延びていくこと。
秋田書店らしく言うなら「ナメられたら終わり」
では我々が使いこなすべきシギルとは─。
「NO」を突きつけること。つまり、
「自分はヤラれたらヤリ返す奴」であると周囲に示すこと。
「息をするのに自信が要るのか?」
これもやっぱり生命賛歌なんだと思うのです。