ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ハルタとチカの謎解きファイル ~6つの季節を通り過ぎて立つステージ~
吹奏楽部+謎解きの日常ミステリー作品です。
吹奏楽部が舞台ですが、
メインなのは謎解きのほうです。
練習抜けて謎解きに向かっていることが多いのでw
全12話です。
● ストーリー
高校からフルートを始めるため、
吹奏楽部に入部した穂村千夏(ほむら ちか)。
ホルンを演奏する幼馴染の上条春太(かみじょう はるた)と再会する。
二人の周りで起こる不思議な出来事をハルタが中心となって解決しながら、
吹奏楽の全国大会出場を目指す。
大好きな顧問の草壁信二郎(くさかべ しんじろう)先生を、
全国大会のステージに立たせたいと思って…。
物語開始時の部員は、5人。
コンクールに出場するために、まずは部員集めから。
謎を解いて、人の心のわだかまりを解いて、
新しい部員に…という流れが多かったです。
エピソードは1話完結です。
謎をメインで解くのはハルタで、
チカちゃんは持ち前の行動力と勢いでぶつかっていく。
幼馴染で息ぴったり。
好きな人もぴったり同じ。笑
互いに恋愛感情がないことがはっきりしているので、
余計な感情や詮索を入れなくて済むので、さっぱりしています。
謎を解決に導くのがハルタの役目ならば、
事件や人に踏み込んで、盛り上げていくのがチカちゃんの役目のようです。
吹奏楽部が舞台ですが、
音楽がメインというわけではなく、
練習風景はたびたび描かれますが、
しっかりした演奏シーンはコンクールの舞台のみ。
“吹奏楽部”というのはファッションのようなもので、
色付けとしての効果はあるものの、
そこに期待を寄せすぎてはいけないようです。
謎解きで親しくなった人は楽器経験者でしたーで、
そのまま部員として仲間となるのは、
部員がたくさん必要な吹奏楽部なので悪くない流れでした。
最終話は区切りのよいところで終わりましたが、原作が完結していないこともあってか、伏線が最後まで回収されず中途半端なところもあります。
1話完結のそれぞれの謎は、
面白く見ることができました^^
● キャラクター
元気なチカちゃん、
謎を解くハルタ。
そして個性豊かな吹奏楽部の部員たちや学校の人たち。
キャラクターはたくさん登場します。
いつも周りに人がいるチカちゃん、
人助けやら謎解きやらで大忙しです。
自分は初心者だからと、
フルートの練習に一生懸命なところもいいですね♪
吹奏楽部特有の“仲良いけど近すぎることのない人間関係の距離感”がうまく描かれていて、生かされているようにも感じました。
私はトロンボーンの後藤 朱里(ごとう あかり)ちゃんがお気に入りでした。
自分も中学から大学までずっとバストロンボーンを相方にしていたので、
同じバストロンボーン奏者というだけで、ものすごく親近感^^
あんな後輩がいたら、ものすごく可愛がっていたと思う…。
(バストロンボーンにはほぼ後輩がいなかったので。泣)
● 音楽
【 OP「虹を編めたら」/ fhána 】
fhánaが主題歌担当というだけで、
嬉しくなります♪
男女の声の掛け合いがハルタとチカを連想させて、
合っているなと思いました^^
【 ED「空想トライアングル」/ ChouCho 】
スキップするチカちゃんの映像がよく合うED♪
OPもEDもテンポの良い元気な曲でした。
アイキャッチで各楽器の音が流れるのは、
毎回楽しみでした♪
● まとめ
謎解きアニメとして観るなら、
それなりに楽しめました♪
アニメの後に実写映画もあったんですね。
アニメのほうはミステリー要素強めでしたが、
実写映画は青春要素強めな気がします。
(予告編しか見ていませんが。)
アニメの続編はなさそうですが、
草壁先生の秘密だけは気になるなあ。