88. さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
リトルバスターズ クドリャフカルート クドわふたーver
原作プレイ済み、アニメ視聴済み
ペットボトルロケット飛ばして契かわして目が覚める話。
このアニメはクラウドファンディングで作られたアニメで、
クラファン当時は金がなくて出資できなかったのですが……
劇場で見れることを心待ちにしておりました。
故に、、、、故に……。
一通り見終わったあとの一言は「マジか……」でした。
上映終了後座席で放心してました。
正直、感想としては以下のURLに書かれてることに尽きると思います。
https://note.com/kudryavka5/n/na5ce9f1e3bb1
勝手に拝借して申し訳ないですが、ほとんど的を射てると思います。
まず序盤。キャラが可愛い。というかリトルバスターズのみんなが出てきた。
まぁ、リトバスのスピンオフだしキャラ紹介くらいはするよね!的な軽いノリで見てました。
IFルートだということはHPのあらすじにも書かれていたので、これからクドリャフカと理樹くんのイチャラブあまあまアニメが始まろうんだろうなーって思ってました。実際序盤はそういう二人の甘酸っぱい関係が描かれててとてもよかった。クドかわいいよクド(小毬ちゃんもかわいい)
中盤。
氷室さんとか椎菜ちゃんとか登場。
おークドわふっぽくなってきた。
そして、リトルバスターズのみんなでペットボトルロケットを飛ばします。
ここで、ちょっとおや?と思い始める。
原作ってこんなストーリーだっけ……?
クドわふって確かリトルバスターズのメンバーはほとんど出てこなかったような……アニオリ?まぁ、でもみんなかわいいからいいや!
ってことで見てました。
理樹とクドリャフカと椎菜のペットボトルロケットが大きく空を飛びます。
そこで挿入歌がかかる。
あぁ、良い演出。
かと思いきや、ここで突然の裏切り。
挿入歌に合わせて、クドわふ、もといkey作品の見どころであろうギャグやクドとのあまあまイチャラブ原作スチルが次々と流れていく。
「えっ……嘘だろ……。そのシーン1枚絵で飛ばすの……?」
そして、なんだかんだあってクライマックス。
クドが喋る。「自分の都合の良いようにループさせてきました」
いやこの世界はループとかそういうのがないIFの世界じゃないんかい!!!!!!って心のなかで突っ込みました。
そこからはもう、すごい。
理樹と離れたくないクドリャフカと
なんかリトバスで見たことある水紋の演出と鎖。
屋上に上がると、空になんかよくわからない無数の鎖。
バトルファンタジーアニメだったか?ってくらいうねうねしてる無数の鎖。
クドが絶望しきったときに突然空から現れた理樹。
なんかよくわからんうちに元気になったクドリャフカ。
そして、目が覚めると{netabare}病室で昏睡状態から覚めたクドと理樹。
現実世界に帰ってこれてよかったね!ざ、えんどってね!!!!!
{/netabare}。
本編が1時間弱なので、ちょっと長めのOVAだと思えばまぁギリギリ許される部分もあるのかなと思いました。
リトバスという作品について、アニメしか見てない、っていう人からすると、おそらく合点が行く作品なのかなと思いました。
まぁ、ゲーム1本分をそもそも1時間の尺に収めるっていう話が無謀というのもわかりますが、だとしても、もうちょっといい収め方があったんじゃないかなと思いました。
例えば、シリアス部分を完全に排除して、クドと理樹のイチャラブを見せたあとに最後ちょろっとペットボトルロケット飛ばして終了とか!
あと、個人的に何より許せないのが一つあって、それはクドわふたーの登場キャラの一人である有月初というキャラが出てこないことです。
個人的イチオシキャラが出てこなかったのは本当に許せない。
勝手に劇場版オリジナルキャラを増やすことよりも重罪だと思う。
だから、椎菜ちゃんも一応出てきてましたけど、「キミ何のために出てきたの?」って感じになってました。
作画については、全体的には悪くはないですが、めちゃ良いってわけでもなかったと思います。
個人的には、理樹のシャツを嗅いでるシーンをアニメーションで見たかったのですが……。
クライマックスの空想世界から飛び出すシーン、めちゃくちゃかっこいいシーンなのに顔が若干崩れてるのが非常に気になりました。
私の青春の1ページであるゲーム作品のアニメ化だったので、それなりに期待してたのですが、残念です。
ただ、前半は本当に良かったです。
往年のBGMたちが次々に流れてきて、もう感情がぐちゃぐちゃになりました。
リトルバスターズとしてはとても良い作品だったかと思います。