「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(アニメ映画)」

総合得点
76.5
感想・評価
181
棚に入れた
732
ランキング
706
★★★★☆ 4.0 (181)
物語
3.8
作画
4.4
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
3.9

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ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

興味あるなら絶対映画館で見たほうがいい

いやーすごい、滅茶苦茶面白かった!
シナリオも映像も素晴らしい。とても重厚感があって面白いアニメでした。

わたしはそこまでガンダムに詳しいわけではないですが、ガンダム映画というよりも戦争映画のような印象を受けた。
だからこそガンダムに詳しくなくても楽しめた要因なのかなと思いましたが。

この作品は立場の違う人同士の「対比」を非常に丁寧に描いていて、
どちらが絶対的な正義でどちらが悪かっていう描き方をしていないところが面白いと思った。
両者が正義だと思って戦っている裏で犠牲になっている人もいる、迷惑をこうむっている人がいる、掲げた正義は本当に正義なのか?

戦うモビルスーツと、巻き込まれる市民。 未来を守る戦いに身を投じる人と今日を生きるだけで精一杯な民衆。
未来を守るためなら、今日を生きるので精いっぱいな人を犠牲にしてもいいのか?
市民は1000年先の未来のことよりも、今生きることのほうが大事だ。
信じた正義のために戦っているはずなのに、市民にとっての自分は正義どころか、悪なのだろうか? 葛藤。信じた正義への疑念。

立場の違う両者の対比を描くことで、戦争の光と影を見事に表現した素晴らしい作品だと思った。


話としても面白かったが、何よりすごいのは戦闘シーン。
カメラアングルが絶妙で、モビルスーツの圧倒的なスケールと躍動感、そして圧倒的な破壊力。
物凄い轟音が映画館中に響き渡り、スクリーンにくぎ付けにされました。圧巻でしたね。

市民目線での戦闘描写もパイロット目線での戦闘描写もどちらも圧倒的な臨場感で、鳥肌が立った。
市民にとってMSのバトルは恐怖以外の何物でもないことがわかりました。
怪獣映画とかもそうですが、パイロット達が命がけで戦っている陰で巻き込まれた町の人はこんな恐怖と絶望を味わっているんだぞっていう当たり前のことを凄い臨場感で魅せてくれた。
映像だから自分に危険があるわけないのに、あまりの臨場感で、思わずビクッてなっちゃいました。
あまりの迫力で興奮して心臓がバクバク言ってました。すごかったです。
この興奮は、映画館ならでは。自宅でBD視聴してもこの臨場感はまず味わえないでしょう。

まるで巻き込まれた市民になったような気分で絶望感を味わえます。
オススメです!!

絶対映画館で見るべきですよこれ。あの迫力はそうそう味わえるものじゃないです。

これこそ、日本が世界に自信をもって誇れるアニメコンテンツの集大成だと思う。素晴らしい!

投稿 : 2021/08/08
閲覧 : 250
サンキュー:

20

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