take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
実はあまり関心のなかったタイトル。
ジャンプ連載という事も含めて、ほぼ予備知識がない状態で視聴。
理由はあまり興味をそそられなかったから、恐らくジャンプの表紙ぐらいは観たことがあるかもしれないが、まったく関心を持った記憶がなく、知らなかった。
そもそも、週刊ジャンプ自体をもう何年も読んでいないなぁ。
某アベマなTVでやっていたの一気見をした。
なるほど、荒唐無稽中の荒唐無稽な設定だけど、色々とユニーク。
見始めて興味が湧いてきた。
昭和なオジサンだと「石化」と聞くと、
松本零士、999、化石の戦士と言うワードが浮かんでくるんだけれども、結構解ってくれる人いるかもね。
あれはあれで、あの時期、タイミング、時代の中では名作に近い部類に入るのでは?と懐かしく、思い出した。
さて、このDr.STONE。
理屈はそうなるんだろうけれども「そうはならんやろw」と言うポイントをしっかりと演出によって「そうなるのかもなぁw」に変換している所が偉いと思う。
SF、科学モノでありがちな独りよがりな設定、背中がくすぐったくなるようなご都合主義をしっかりと元素記号や化学式、モノを作るまでの過程を示すことによって土台をつくり「そういう手順で進めていけばそうなるのか!」という錯覚を起こす演出を盛り込んでいるのだ。
実際は膨大な時間と手間、あるいは運も必要かもしれない作業を、あっという間に進めているのだが疑問を挟む隙を極力排除している。
こういう演出は、意外とリアルな感覚を視聴者に与えるものだ、この流れを作り上げているのは作品の魅力アップに貢献していると覆う。
キャラクタも多彩な個性があって魅力的。
絵柄的には、少々苦手と言うのが本音なんだけれども、大丈夫だった。
あと、私の好きな構図=「仲間が増えていくパターン」があったのが好感触。
なぜ、こういうパターンが好きなのかな?とセルフ分析をしてみると、そういう仲間に恵まれなかった?という至極当然な答えが浮かんだが、う~んw。
アニメの中の様な命を懸けるような、運命を共にするような「仲間」と言うものをどれほどの人が得られるか、と考えると、どうやらただのちょっと現実離れをした環境下での「仲間」への憧れという事になりそうで、ほっとしたw。
さて、うん、この作品は、
他に例のない設定と発想で、今までになかったアイデアが詰まった作品だと思いました。
視聴した後に人気があるのもうなずける作品と感じました。
機会がありましたら、ぜひご覧くださいませ。