退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:途中で断念した
お試し推奨作品
人間&吸血鬼コンビの世直し譚かな。
さすがボンズ!ってな美麗な画面にウットリ。
※月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊
上記から察していただけるように不意にコミカルな演出をブッ込んできます。
ハガレンとか文豪とかああいうノリを許容できる方なら。
原作は!!!!少年誌です!!!!
吸血鬼(ヴァンピール)魔導書(グリモワール)騎士(シュヴァリエ)とかそういう世界観です。
そういうの許せない方はどうか無理せずに。
{netabare} ヴァニタス(花江夏樹)/魔導書を操る人間/目的の為には手段を問わない外道
ノエ(石川界人)/吸血鬼/お人好しだが直情径行
ルカ(下地紫野)/兄を探す吸血鬼の少年
ジャンヌ(水瀬いのり)/ルカの騎士/かつて処刑人として名を馳せた吸血鬼
ドミニク(茅野愛衣)/ノエの幼馴染/伯爵令嬢
3話まで観ることを推奨。メインキャラが出揃います。
BLではないがブロマンス的な何かはあるのかも。
バディモノで事件簿モノで吸血鬼モノで、とサブカルに触れてきた層にはあまり新鮮味を感じない舞台設定でしょう。いわゆるキャラの魅力ってのが本題かと思います。ただ作画と演出の力でこのテの作品の集大成ってのは言い過ぎだとしてもなかなかに高品質だとは思います。個人的にヴァニタスにはとことんクズでいて欲しいのですが、それやると多分別作品になっちゃいますかね。
謎を追う展開であることと、作品世界の独自の単語も飛び交うのですが、情報の整理が追いつかないってことは無いと思います。ここはさすが少年誌原作といったところ。脳内補完の必要もなく、気楽に観るにはちょうどいい情報量だと思います。
そしてヴァニタス。
知り合ったばかりのノエと同じ目線で、大雑把なところはわかりやすいが正確な人間像は掴めきれないってな塩梅がすごくいいです。ここのバランス調整が素晴らしい。キャラがブレているとかキャラとして成立してないとかでは全然なくて、解りやすい造形に見せておきながらも描き切ってないところ。ミステリアスって言うんですかね。ここの微調整がかなり上手いと思います。今んとこね。
このテのイキリキャラって今まではわりと暑苦しい長身キャラ、もしくは極端なちびっ子幼女とかが多かった印象ですが、ヴァニタスのような線の細い一般人の容姿でやられるとそれはそれでカッコいいんですよね。すごくいいです。
ただ身長が中途半端なのでマントかと思ったらジャケットなんですよね。なんかもっとバッサバッサとなびかせて欲しかったんですが。昔のアニメってマントの動きががわざとらしすぎるのでダサくて萎えるんですよ。マントをカッコよくなびかせるキャラが見たい!!!!それは他で探すとしましょう。誰か教えてください!!!!
ここまでで全く破綻もなく違和感も感じさせないかなりの完成度。
コメディ部分はもう少し上手くアレンジ出来てたらなあとは思うが。
でもこれかなり人気出ると思う。54 {/netabare}
08
相変わらず作画はキレイなまま。ハガレンを彷彿とさせるコミカル表現はやはり唐突感が拭いきれない。ハガレンは元から子供っぽいエドやいかにも漫画キャラなアルだからこそスムーズではあったが、コレみたくオトナっぽいキャラデザだとなかなか慣れない。ここはもう少しアレンジしても良かったのではないかなあと思う。
ヴァンパイアもので吸血行為でバケモノ化させるって話はよくあるが、コレは災害の原因は呪いであって吸血行為をそういう扱いにしていないのが新鮮。ここまで吸血自体を性的な行為として表現してる作品も珍しいのでは。女性キャラも人気でるんじゃないでしょうか。
お話はご都合観もあるがまあガンガンだし。キャラを見せるのが本分だろうし。相変わらず底の見えないヴァニタスがいいです。