「ラブライブ!スーパースター!!(TVアニメ動画)」

総合得点
68.5
感想・評価
280
棚に入れた
564
ランキング
2098
★★★★☆ 3.4 (280)
物語
3.1
作画
3.8
声優
3.4
音楽
3.7
キャラ
3.3

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:途中で断念した

スケール・アイドル

みんなだいすきラブライブ。
本格的にターゲット拡大に舵を切った模様。

澁谷かのん(伊達さゆり)/歌好き・訳詞・作曲担当
唐 可可「タン クゥクゥ」(Liyuu)/歌詞草案
嵐 千砂都(岬 なこ)/ダンスマン/サポート役で未加入
平安名すみれ(ペイトン尚未)/元子役(?)⇦join!

葉月 恋(青山なぎさ)/絶賛ブチギレ中。

01
{netabare} ラブライブシリーズは原則大友アニメではあったが、ストーリーをティーン向けにすることで夢見るティーン女子の獲得にも成功はしていた。今作ではキャラデザからティーン向けに舵を切ることで、シリーズマンネリ化の脱却とともにファン層の刷新にも力をいれていくものと思われる。

キャラ構成はどちらかというとハナヤマタに近い。センターは牽引役に振り回されながらもメンバー集めに協力する形。最初は反対する堅物キャラもお約束。今回は5人のようだが、今後シリーズが続けば徐々にメンバーかユニットを増やしていく算段なのかもしれない。

円盤ビジネスが破綻した現在では新しいビジネスモデルを構築せなばならず、配信サブスク全盛の現状では以前では顧客にはなり得なかったティーン層へ拡大していくという方針は自然なのかもしれない。数万するような円盤の不良在庫を抱えるよりも、中高生でも買えるグッズや曲単位でのDL販売を強化したほうがリスクは少ないのかも。何よりティーン層を抱え込むということは将来の販路の確保にもつながるわけで、きちんと今後の市場を醸成していこうという力強い意志を感じます。

なによりねえ!キャラが全然キモくないんですよ!すっげえ観やすい!

ちょうど深夜アニメと夕方アニメの中間くらい?の絶妙なバランス。
ほんとにアイカツをハイティーン向けにしたような絶妙な力加減が凄い。

旧作ファンは「(性的)魅力がない!」ってなるでしょうね。エロくないからね。

お話は捻ってもしょうがないのでオーソドックスな作り。

これからの新たなスタンダードとなるのでしょうか。
アイドルアニメの入門用としてもいいのかもしれない。
過去作のようなエグさがないのでリベンジ用としても。 46{/netabare}

02
{netabare} いいですねこれ。もう完璧に深夜アニメじゃないけど。
主役の子もなかなか歌上手いです。綺麗な声。
ギターの演奏は上手すぎるので声優さん本人ではないでしょうが。

「深夜アイドルアニメ」を求めるとゴミだと思います。そこからの脱却を狙ってるわけですからね。D4DJが楽しめた方にはいいのではと思います。

中国人のクゥクゥが効いてます。久々のカタコトキャラ。通常なら「アタオカ枠」になりかねないルールブレイカーの役割を外国人が担うことで嫌悪感もなく話が進みます。今時こんなのやるかっていう学校に意見を通すための署名デモすらもコミカルに見せてくれます。

スクールアイドルやろうぜ!っていいだしっぺのクセに基礎体力が話にならないレベルでゴミっていうのもまた愛らしいのでは。ダンスレッスンと同時にランニングで基礎体力をつけていくんですが、「コイツ走ったことあんのか?」レベルで上体グラグラなクゥクゥが日を跨ぐたびにフォームがマシになっていくようなところは深夜アニメっぽい演出でしょうか。

絶叫絶望可哀想でガッツリ下げてから上げる深夜アニメとは違って、ちょい下げでスコーンと上がるので、プロの方々からすれば「浅い」「軽い」「ナメてんのか」って感想も出てきそうですが、若年層の取り込みでマーケットの拡大と再興が叶うのなら、温かい目で見守る方がファン全体の利益に繋がるのではと思います。古参の方々からすれば自分たちが育てたコンテンツがガキどもに取られるのは口惜しい感傷もあるでしょうが、「ラブライブ」が大好き!と目を輝かせる少年少女たちが増えることを願い、彼女たちにバトンを渡せたことを誇りに思えればいいんじゃないのでしょうか。

ガンダムで言えばSEEDみたいな感じなのかな。 71{/netabare}

03
{netabare} めちゃくちゃいいですねこれ。真っ直ぐ素直なキラキラ青春アニメ。
旧作ファンには物足りないと思います。細かい事もありますがそれって結局は作品が気に入ってるかどうかのバイアスでしかないので、好きな人は気にならないし気に入らない方は気になってしょうがないでしょう。

OPもいいです。
衣装のデザインがそれぞれ微妙に違ってて、短すぎないスカートや絞ってない袖の裾などの揺れっぷりが凄い。CGも違和感なく見応えのある映像。

今回はかのんと可可のコンビの初ステージ。一位を取らないといけない勝負で強力なライバルユニット登場。もちろん敗退するも特別賞受賞なので次回はなんとか陳情する展開でしょうか。

ある意味今までのラブライブらしさはないでしょう。昔の新海が良かったみたいな。インディーズからプロへステップアップしたバンドみたいな一種の寂しさみたいな感傷はあるのかなあと思います。

アイドルアニメ自体が無理な人は無理でしょうから無理して観るものでもないですが、アニメの品質としては非常に素晴らしい出来なのではないかと思います。

ラブライブ(笑)、アイドルアニメ(笑)ってな方にも試して欲しいなとは思います。
今回は歌もいいです。

あまりの出来の違いからサンライズはスカーレットネクサスには2軍3軍使ってるってのがよくわかります。110{/netabare}

04
{netabare} すみれ回。芸能界に憧れるもなかなか目が出ない日々の中でスクールアイドル「程度」であれば自分も脚光を浴びれるのでは、と軽い気持ちで参加を表明。目立たずともステージに立っていた時間は誰よりも長いすみれ。3人編成になったことでセンターに固執するも可可は拒否。ならば投票で!だが先日のステージでの知名度からかのんに惨敗。センターでなければ意味がないと辞退の意思を固めるも、スポットライトを浴びる願望を捨てきれないすみれ。そんなに欲しけりゃ自分でセンターを奪いに来い、と叩きつけるかのん。希望を諦めきれないすみれは再度挑戦を決意する。

んー・見た目の華やかさならぶっちぎりですみれが勝ちそうなんだが。クラスメートたちとの関係性とか、かのんたちの活躍の周知具合がぼんやりしてるのでそこまで納得感はない。まあいいんだけど。ダンスマン千砂都はまだまだヒトゴト。葉月は相変わらず反対の立場。即戦力というか元経験者の参加は必須なのか。話転がすの楽になるしな。

ニジガクをオタ向けにして、これを一般向けにするゾーニングかな。アイマスやウマなどの不幸陳列アイドルアニメが見たけりゃニジガクで。こっちは健全なキラキラアニメ。アイドルに憧れるリアルJS・JC・JKや豚さんはこっち。心理描写で感情移入で掘り下げで可哀想で挫折で葛藤で人間を描いているキリッなやつはニジガクでってな感じかな。これもいい意味でのダブルバインド。いい仕事してますなあ。プリキュアに匹敵する人気コンテンツに育って欲しいですね。135 {/netabare}

05
人数少ないからすごい丁寧に作ってるなあ。9人だったら今回のような話は出来ないでしょう。やっぱり可可がいいキャラしてる。すみれがただいじられるだけのバカキャラになってるのでそろそろ見せ場は欲しいところ。

やっぱりキャラデザって大事なんだなあ。

投稿 : 2021/08/26
閲覧 : 318

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