ストライク さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「きいたら……きっと、トールに会いたくなってくるよ」
感想
このFinal の終盤は、毎回泣いてばかりでした ><
作中に紅葉が語った「世界で一番バカな旅人」の話
バカな旅人が旅をしてるの
どうバカっていうとね。すぐだまされちゃうの
街の人達にだまされちゃうの
その度にお金やクツをだましとられちゃうの
でも旅人はバカだから
「これで助かります」
って街の人のウソにも
ポロポロ、ポロポロ涙をこぼすの
「お幸せに、お幸せに」
っていうの
で、とうとうすっ裸になっちゃって
さすがに旅人も恥ずかしくて
森の中を旅する事にするの
そしたら今度は森に住む魔物達に出会うの
魔物達は旅人の体を食べたくて
言葉たくみにだましていくの
もちろん旅人はだまされて
足を一本、腕を一本、あげちゃうの
結局、旅人は頭だけになっちゃって
最後の魔物には目をあげたの
その魔物はバリバリ目を食べながら
「ありがとう。お礼に贈り物をあげます」
って置いてくの
でも、それもウソで
贈り物は『バカ』と書かれた紙切れ一枚
でも旅人はポロポロ泣くの
「ありがとう。ありがとう」
「初めての贈り物だ。嬉しい。嬉しい。ありがとう。ありがとう」
もう、ない目から、ポロポロ、ポロポロ涙をこぼすの
そして旅人は、そのままポックリ
死んでしまいましたとさ。
誰かを本当に喜ばせたいと思った時には、損とか苦労とか考えるだけ無駄なんだ。
そんな人に出逢えた事で、自分はもう、とっくに幸せにしてもらってるんだから。
え、
待って、
無理、
しんどい...
これを聞いただけで涙が。。。
バカな旅人が透のことを指すんだけど、透も無償の愛に近くて、いつも笑顔で周りを温かく癒してくれる女性。
もう ホント 尊い・・・・・
由希とって、それは母親を
夾にとっては、愛しい人に...
そんな透と出逢い、十二支の人たちが、呪いから解放されて幸せになっていく最後は、感無量の一言。
幾つか原作カットがあるらしいけれど、(原作既読ですが、もう忘れてます)最後までアニメ化してくれてありがとうございました。という気持ちでいっぱいです。
透役が、第1作の 堀江由衣さんから石見舞菜香さんに代わったけれど、別段イメージ変わることなく、透き通るような声も、熱の籠った演技も 素晴らしかったです。感謝。
世界で一番バカな旅人
「きいたら……きっと、トールに会いたくなってくるよ」
終盤、透の見舞いに来た慊人(あきと)は、この紅葉の話を聴いたのかな・・・?
僕も、透のような女性と出逢いたかったけど。。。
「もう遅いのや・・・」(古くて誰も知らないよねw 答えは最後に)
原作漫画読み返します(苦笑)
余談
作中の「世界で一番バカな旅人」は、『笑える話全集』という本の一つの物語ですが。。。
これは作者の高屋奈月さんが作った創作童話なので、書店には売ってませんです。
答え
ドラマの さんまさんのセリフです。