Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
最強魔女と可愛い家族たちが贈る、ゆるふわ異世界アットホームコメディ
この作品の原作は未読ですが、碧ちゃん、本渡さん、千本木彩花さん、原田彩楓さんらが出演すると知り視聴を決めた作品です。
碧ちゃん、前クールから放送されている「蜘蛛ですが、なにか?」に引き続き、異世界モノの主人公を演じられましたが、「蜘蛛ですが、なにか?」と比べると真逆の立ち位置の作品でした。
「蜘蛛ですが、なにか?」では、碧ちゃん演じる蜘蛛子さんのサバイバル冒険譚…常に死と隣り合わせで、何度も死線を潜り抜けてきましたが、この作品にはそういうヤバい感じの展開はほぼ皆無でした。
正確に言うと皆無だった訳では無く、300年間スライムを倒し続けた結果、レベルMAXまでカンストするまで強くなってしまい、バトルイベントの意味をなさなくなった…というのが正しい表現でした。
ごく普通のOL・相沢梓は働き過ぎが原因で過労死し、
不老不死の魔女アズサとして異世界に転生した。
前世での反省から、辺境の高原でのんびりスローライフを始めた彼女。
スライムを倒して小銭を稼ぎ、魔女らしく薬を作って麓の村のお世話をする。
あとはとくに何もしない。そんな暮らしを続けるうち彼女は
「高原の魔女さま」と親しまれるようになっていた――。
ところが300年後。
スライムを倒し続けた経験値で、いつの間にやらレベル99=世界最強と
なってしまっていたアズサ。
その噂は広まり、腕に自信のある冒険者はもちろん、
決闘を挑んでくるドラゴン娘や、アズサを母と呼ぶ謎のモンスター娘まで
押し掛けて来るようになってしまい――!?
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
そうなんです。
思い返してみると、最強の称号に挑もうとする猛者が次から次へとあらわれたんでしたっけ…
ドラゴン、上級魔族にはたまた魔王まで登場する始末だったことを踏まえると、300年経過した状況だけ見ると、蜘蛛子さんとあまり変わらないかも…
でも、アズサの生活はいつだってほぼスローペースで、回を重ねるごとに可愛らしい取り巻きが増えていく感じ…
あまりに平和的なので、物語にもう少し抑揚が欲しいと贅沢な注文を望みたくなりましたが、きっと、こののんびりゆるふわな状況が良いんでしょうね。
魔族は登場するものの悪人が登場しないので、安心しながら視聴できる作品だったと思います。
オープニングテーマは、碧ちゃんによる「ぐだふわエブリデー」
エンディングテーマは、和氣あず未さんによる「Viewtiful Days!」
1クール全12話の物語でした。
どんどん家族が増えていく、というのは最近の核家族化に反していて新鮮味が感じられたのではないでしょうか。
今では大家族自体が珍しくなっていますけれど…
スローライフをエンジョイしている大家族に癒しを感じた作品だったと思います。
まぁ、こういう作品も毎期1作は必要ですよね~^^