Bハウス さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
お仕事アニメの中に巧妙なファンタジー設定
原作は富士見ファンタジア文庫に刊行されたラノベ
勇者として魔王討伐を目指していた主人公だったが
魔王が倒され勇者制度は廃止される
何となく近所のマジックショップ(家電量販店)に勤めるが
忸怩たる思いを持っていたので仕事に身が入らない
ある日店長のゼアラが新人を連れてくる
彼女の名前はフォノ
まだ幼く挨拶もろくに出来ない困ったちゃん
教育係にされた主人公は戸惑う
しかし彼女は倒された魔王の一人娘で
将来は魔界で店長になると語るのを聞いて
主人公の中にあるモヤモヤも変わってくる
舞台が家電量販店でたまに出てくるのが
常連の女の子がバイトする隣のコンビニ
どちらかと言うとお仕事アニメのような
エピソードが出てくるのだけど
出で来る家電が魔法によって稼働しているとか
お店の客引きで店内にトラップを仕掛けるなど
ファンタジー世界を上手く取り入れている
それが終盤のフォノが巻き込まれる
展開に繋がる
平和を甘受して家電量販店で働く決意をした
主人公の前にかつて勇者を目指した仲間が現れる
そこで再び勇者として魔族を倒そうと誘わるが
断る
すると今度は魔族のレイドがフォノを
次期魔王にする為さらっていき
助けに来た主人公や実は魔王を倒した
ゼアラとのバトル
一旦はフォノも闇堕ちしかけるも
主人公が助け出し大団円と言うラスト
起用している声優の大半を
角川のプロダクションエースが占めているので
チープ感が否めない作りにはなっているが
少なくと昨今のなろうよりは凝っているし
何よりフォノちゃんがかわいい(力説
二人がよく食べる静岡おでんの黒はんぺん見るだけでも
この作品を見る価値がある