YOCCHAN さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
どうしてこうなった...
ナンバリングタイトルは全てプレイし、世界観を変えまくって賛否両論だった(結果ゲームにも影響を与えた)実写版も全作品を2回以上は鑑賞したが、本作品は3話目までこらえて寝落ちしそうになってしまった。
良かった点
日本語版の声優は素晴らしかった。
悪かった点
ストーリー...殆どあって無きに等しい。Netflixとか外部から横やりが入ったわけじゃないとするとそもそもの脚本がダメだったということか。断片的に回想と現在を織り交ぜるやり方はドラマ・映画専門の脚本家でも失敗しがちなのに何でゲームのプロデューサーが挑戦してしまったのか。あまりに無理やりに詰め込んでるので、やっぱり予算やエピソード数で制約があったんだろうか。
世界観...米中関係を絡ませたくだりは無理やり過ぎて深堀りもない。米軍の潜水艦で上海に行って、上海郊外の邸宅で空爆に遭うって、、国境ないんかい(てか、日本と台湾の領海は当たり前にスルーかよ)。本作で一番、バイオの世界観を広げる役割を持っているのが抑制剤の存在だが、何のウイルス(たぶんt?)をどんなメカニズムで抑制するのか、一切説明がなくブラックボックスとして登場しただけ。バイオの魅力である敵キャラもゾンビとネズミとラスボスだけで地味。
人物設定...キーパーソンとなるジェイソンとシンメイの存在が支離滅裂。何で復讐のパートナーだったシンメイを...
作画...バイオCG作品としてはいつも通りだが、レオンはまだ良いがクレアの顔変わりすぎだろ...
総評
冒頭のホワイトハウス篇はボディーガードの動きが細かく見ていてワクワクできたし、ホワイトハウスなどの建物・町風景の作りこみは凄く良かった。でも褒められる点はそれだけだった。バイオファンとして面白かったのはアシュリーの写真くらい。2時間ものの長編作品を4話に分割しただけで物語としての起承転結すらまともに作られておらず、世界観の深堀りも一切ない。S2のために出し惜しみしたんだとしたら残念でならない(S1がこの出来だと多分続編出ないから)。バイオ初見の人にも見てもらいたかったのなら、呪怨みたいに新解釈で既存のストーリーを改編するとか、とりあえずぺナムスタン篇で深堀りするとかの方がまだ良かった気がする。米中関係のくだりは全く深みがないし要らなかった。