RFC さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
シリアス・コメディが両極端の吸血鬼もの(まだまだ序章)
原作未読。
なんとなく視聴開始。
【作品概要】
時代設定は1900年頃のフランス…といった雰囲気ですね。
この世界は普通の人間とヴァンピールと呼ばれる吸血鬼の種族が
同居しており、ヴァンピールは人間に恐れられてます。
魔導書「ヴァニタスの書」を持つ自称ヴァンピール専門医ヴァニタス(人間)と、
「ヴァニタスの書」を探す青年ノエ(ヴァンピール)が出会うところから
物語は始まります。
【作品に対する感想】
TypeMoonの月姫の影響を受けた原作者が描いた
作品なんだろうなーって思いました。
関連を感じたのは以下の点。
・朱い月
・吸血衝動と寒気
・堕ちたヴァンピールの黒目のヴィジュアル
・EDスタッフロールの金文体
・堕ちた吸血鬼の処刑人
この辺はパクリだなんだといきなり全否定せずに、
この世界観でどういう物語を紡ぐかを期待して視聴してました。
シリアスとコミカルが両極端な印象で、面白いです。
やや腐な雰囲気を感じますが、ジャンヌが塗りつぶしてくれるので
問題ありませんでした(笑。
この1クール目は世界観とキャラの説明とこれからの大きな物語の
変化の前振りと言ったところでしょうか。
いろいろ展開しましたが、真相はこれからと言った印象です。
2クール目に期待大です。
1)物語
いろいろ伏線ばらまいて終了なんで、
まだ低めの評価にしてます。
ただ思ったよりも物語、キャラ相関が入り組んでそうなので、
期待は大きいです。
2期でどうまとめてくるかで評価は大きく変動しそうです。
冒頭のラストシーンと思われる回想を、どうひっくり返してくれるか
楽しみにしています。
2)作画
バトルシーンや、呪いもちの危険臭漂いまくりの作画
良かったと思います。
シャルラタンのパレード怖すぎます。
またコメディシーンでデフォルメされる
(エvエ)が何気に好きでした。ドミニクとか。
一方でノエなどがキラキラおめめになるのはちょっと引きました。
OPみたいにキャラ絵そのままでアホな行動に及んでるほうが
しっくりくる印象です。
3)声優
吸血されてるときの花江夏樹さん、
吸血衝動に襲われてるときの水瀬いのりさん、
共に凄い演技で、ドキドキさせていただきました。
花江さんはヴァニタスとの相性最高ですね。
ノリノリで演技されているように感じました。
4)音楽
OP「空と嘘」が耳に残ります。
スタイリッシュでコミカル。
作品の雰囲気にぴったりでした。
加えてもうひとつ凄いのは、エロ…じゃなくて吸血シーンでの曲。
絵と演技は超エロなのを、コメディタッチな曲で中和して
過度にエロくなり過ぎないようにしてるのがGOOD!
梶浦さんこんな曲もいけるんですね。
5)キャラ
➀ヴァニタス
復讐のためにヴァンピールを治してると。
これもまだ建前のように見えます。
どこまでが演技で本音か分かりません。
ひねくれ者な彼が、真っ直ぐなノエに振り回されたり感化されたりと
楽しませてもらいました。
➁ノエ
真っ直ぐ過ぎて時々馬鹿に見える青年。
ただ色眼鏡で物事を観ず、事実をとらえようとする姿勢は
好感が持てます。
➂ジャンヌ
チョロイン ジャンヌさん、いとカワユス(笑
デートでの転がされ方、悶絶です。
タルトタタンをバクバク食ってるところも可愛い。
アメリアさん、結構好きなんで、もうちょい出演しててほしいです。
6)印象深いシーン
{netabare}
エロではないはずの吸血。
そもそも吸血とエロってなんでつながったんでしょうか?
ちょろっと匂わすだけかと思ったら、がっつり
吸血衝動≒性衝動
のような描かれ方でビックリでした。
原作でもあんな露骨に描かれてるんでしょうか?
もはやセッ●△してるようにしか見えません(笑
{/netabare}