「白い砂のアクアトープ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.9
感想・評価
445
棚に入れた
1360
ランキング
760
★★★★☆ 3.6 (445)
物語
3.4
作画
4.0
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.5

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ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

第15話~最終話 水族館を鑑賞するような、きれいなアニメだった

なんとなくよさそうな雰囲気はあるが、とくに考察する要素はなさそう、とりあえず見てみるか、というのが第一印象。


第1話 サンゴの話かな
{netabare}
作画はそこそこ。さいきんは、クオリティの高い作品が増えたから、そこそこに感じてしまう。キャラデザもそれなり。主人公が女性だから、あまり気にならない。

お仕事アニメか? という印象。アニメやゲーム(漫画や小説でもいい)の仕事アニメは、アニメファンには身近だからウケるんだと思う。水族館は、リアルで成功した例もあり、微妙。

ただ、"アクアトープ"は、大成建設の登録商標なので、大成建設の社員が出てきて仕事アニメになる可能性はある。アクアトープは、水質を改善する装置で、タイトル通りなら、水質を改善する話になる。

白い砂からイメージするのは、サンゴ。サンゴは褐虫藻と共生関係にあるけど、この藻がいなくなると白くなる(白化現象)。アクアトープは、藻の大量発生を防ぐ装置なので、サンゴと繋がらないように思える。だけど、沖縄が舞台でサンゴが無関係とも思えない。

あと、気になったのは、母子手帳。家族構成から考えて、母親はいないだろうし、無記名のほうは妹(弟)のような気もする。なにがあったか不明だが、ショックを受けたときに水族館に行って、風花と同じようなものを見た、そんな感じかな。
{/netabare}

第2話 エンディングはよかった
{netabare}
OP・EDを見る限りでは、お仕事アニメには見えない。予想では、8/31までは水族館のお仕事アニメで、閉館。主人公が挫折して、そこからファンタジー要素を含む物語に変わり、成長していく。そんな感じかな。

EDは色々含みもあるし、曲もよかったと思う。沖縄にある海底都市(ピラミッド構造)を描いている気がした。石に描かれたハイヒール(?)は、風花の夢の象徴か、くくるの母親を意味するのか。

現時点では考察する材料が少ないので、色々深読みしてみる。

・くくるは、本当はくくるではない
母子手帳の無記名のほうが、じつはくくるで、くくるは姉の名前。もしくは、風花が、くくるだったり。この二人に意外な繋がりがある気もする。

・くくると風花は、陽と陰
二人が海の中で丸まっているキービジュアルは、陰陽道の陰と陽を表している。夢が叶わなかった風花が陰で、夢を叶えようとしているくくるが陽。

さらに、琉球神道にはセジという言葉があり、不可能を成し遂げたりもする。EDで二人がつかもうとする光る石は、セジを宿した石。
{/netabare}

第3話 お約束な展開
{netabare}
OPなしで期待したけど、お約束どおりの展開だった。母子手帳について、なんらかの説明をしたかったから作った話って感じかな。たぶん、赤ちゃんが生まれるという点が、今後の伏線となるんだろう。

くくるが一生懸命、館長をしている一方で、淡々と引き取り先を探しているのが現実的で、閉館を匂わせている気がした。
{/netabare}

第4話 熱帯魚は、風花
{netabare}
今回のサブタイトルは、『長靴をはいた熱帯魚』。第1話が『熱帯魚、逃げた』なので、熱帯魚=風花だとわかる。熱帯魚→観賞用の魚→魚のアイドル、って感じかな。

風花(アイドル)を育てる過程で、様々な人が関わっていて、そういった人を知らずに、風花はアイドルを辞めてしまった。水族館で裏方(主役は魚なので)にまわって、育ててくれた人たちのことを思い出す……そんな展開になるのかな。

前回までは、くくるの評価がよくなかったけど、8/31の閉館危機が迫っていて、くくるは不安を抱えているから、おかしな行動をとるのだと解釈している。人は不安に陥ると、トイレットペーパーを買い占めたりと、おかしな行動をとる。くくるの(視聴者に不評な)行動は、自然なことだと思う。

一方、風花は、夢破れたために、夢を叶えようとするくくるの手伝いをしている。自分の満たされなかった気持ちを、くくるで満たそうとしている、そんな感じもする。
{/netabare}

第5話 食べ物の作画はよかった
{netabare}
ネットの感想を読んでいると、今回の話は評価がよさそう。ハッピーエンドが好きな人が多いのだろう。叱られる展開だと、たぶん、評価が下がったな。

自分の感想としては、食べ物の作画がよかった。それ以外は、考えるところがあまりなくて、書くことが思いつかない。くくるの父親は気になったけど。水族館が閉館になってからが、本格的な話になるのかな、って思っている。
{/netabare}

第6話 いい話だったけど……
{netabare}
この時期らしいエピソードだった。今回の話だけなら、いい話だったね、と思うけれど、このアニメ全体を考えると、なにを視聴者に見せたいのか、よくわからない。これまでのエピソードが後々つながってくるならいいんだけど。

幻のようなものを見せたのは、あのサンゴの岩なのだろう。水族館が閉館になって、魚たちが引き取られて、最後にあの岩だけが残る。「これどうしようか」となって、取ってきた場所に返そうとなって……ファンタジーに切り替わるのかな。
{/netabare}

第7話 そこはリアルでなくても……
{netabare}
沖縄の人が水着にならないとか、そうだとしても、そこはちょっと変えて、「今日は特別、風花に合わせて水着にしましたあ」みたいな感じにできると思うんだけど。アニメだし……。
とくに考察する点がないので、ストーリーの作り方について考察したくなる。

空也は、閉館→復活となったときの水族館の新館長になる気がした。
櫂は、いまいち立ち位置がわからない。くくるから風花に乗り換えるような不穏な雰囲気もないし、漁船で遭難するキャラかな。そのときになって、くくるが恋愛感情に気づいて、ファンタジーな力を使って助ける、とか。
{/netabare}

第8話 微妙だけどよかったと思う
{netabare}
Kを苦手になったエピソードは欲しかった。少女が立ち直るシーンだけど、感動するシーンなのか、笑うシーンなのか微妙だった。ただ、胸の谷間をカニが這うのは、個人的にはよかったと思う。

くくると対立する、閉館を強く推すキャラが欲しいかな。どのキャラも、閉館についてはボソッと言うだけだから。1クールアニメなら閉館せずにハッピーエンドだろうけど、2クールだから腹立たしいキャラを入れて、メリハリが欲しいところ。
{/netabare}

第9話 なにかが起こる前フリか?
{netabare}
徐々に感想を書く人が少なくなっている印象。期待したような仕事アニメでなかったのが原因かな。自分の場合、仕事アニメとしてあまり見ていなかったから。ただ、きれいな作画とそれに合わせた声優さんの声を聴いている、という作品になりつつある。

今回の話も、伝説は正しかった、みたいな終わり方をするのが透けて見える。風花は、抜けたあとにファンたちが騒ぎ出して、戻って誤解を解いてほしい、みたいな展開かな。次回に続くなので、少しは期待したい。
{/netabare}

第10話 そろそろアクアトープの出番かな
{netabare}
幻を宣伝する時点で、詰んでる、と思う。閉館に対する冷静な大人と、悪あがきをする子供(くくる)の違いがよく表れた回だった。櫂が幻が見えないと言ったのも、閉館は確実で、くくるに期待させて、あとで落胆する姿を見たくなかったからだろう。

このあと、三年後とかになって、風花は映画がヒットして人気俳優になり、くくるは真剣に勉強をして、中央の水族館で伝説っぷりを発揮しつつ、がまがまの復活を……という展開になれば、本格的なお仕事アニメになっていくと思うんだけど、たぶん、ファンタジーな話になるのだろう。風花は映画の主演を受けるほうが展開が読めなくて面白いんだけどなあ。

次回が8/31で水族館が閉館し、くくるが行方不明になって、風花が捜していると、くくるがアクアトープを持って戻ってくる……そんな感じかな。
{/netabare}

第11話 お仕事アニメみたいでよかったと思う
{netabare}
くくるが立てこもるのは予想外だったな。台風も風花の乱れた髪も。深読みすると、そばにいてくれた風花が去ると思ったのが、立てこもりにつながったような気がする。今回は、お仕事アニメみたいでよかったと思う。自分はお仕事アニメとは見ていないけど。

ペンギンはエピソードを作りやすいけど、魚は作りにくいと思う。ただ、停電によって、単なる絵に描いた魚ではなく、魚に命を感じた。毎回、こういう話だったら、もう少し評価も上がるんだろうけど。

1クール目は閉館までなんだろう。9月まで延ばさずに、リアルタイムに合わせてもよかったような。次回、閉館で、魚がすべていなくなったあと、幻を見せた岩(サンゴのほうか?)が残る感じかな。くくると風花が、がまがまが復活する幻を見るとか。そろそろ、白い砂かアクアトープを出してほしい。
{/netabare}

第12話 未来のくくる?
{netabare}
今回の幻は、未来のくくるのような気がした。三年後に同じ幻を見て、「がんばったね」って感じで、高校生だった自分の頭を撫でてる。

まずは、第1クールの感想。作画はきれいだった……それ以外で記憶に残りそうなことは……台風のときの話はよかったかな。キャラクターは、性格も含めて風花のほうがいい。くくるは子供だから、それっぽい描き方をしているのだろう。第2クールはもう少し大人の雰囲気を出してほしい。ずっと同じだと飽きてくるだろう。

第2クールの展開を考えてみる。
個人的には三年後にしてほしい。高校卒業後では、くくるはあまり成長していないし、色気もなさそう。高校卒業後、水族館勤務まではいいけど、そこから数年経ったほうが、お仕事アニメらしくなると思う。

風花は大成建設に入社。アクアトープをひっさげて沖縄に帰ってくる……とはならないだろうけど、くくるとは別の職業がいいと思う。新聞記者とかで、沖縄の海を取材していたら、海にいたくくると再会。
{/netabare}

第13話 仕事アニメっぽくなってきた
{netabare}
新人に厳しいところが、仕事アニメの雰囲気があってよかったと思う。くくるを営業にまわしたのも好印象。飼育という現場から水族館全体を見る職場に配置されることで、違う視点で視聴者も観れると思う。さすがに、くくるが敏腕経営者になるとは思えないが、伝説っぷりを発揮するのだろう。人間関係をよくするのが、くくるの最初の仕事になっていくのかな。
{/netabare}

第14話 和菓子か……
{netabare}
ペンギンの名前は和菓子かな。沖縄だから、それっぽい名前をつけてほしいけど。

風花の就職があっさり決まってしまうのもご都合主義な感じがした。大学出たり資格とったりして、ようやく水族館に勤務できた人からすれば、腹も立つとは思う。水族館で働きたい人は、がまがまでバイトすればいいってことになってしまう。

そもそも、風花のアイドル時代はなんだったんだろう。別にアイドルでなくても、宝くじ売り場で働いていて売り場を燃やしてしまったとかでもいい気がする。

ふと思ったのだけど、沖縄って、水族館必要なのかな。沖縄自体が水族館、というイメージがあるから。で、ちょっと調べてみると、水族館、けっこうある。むしろ、ほかの地域より多い気がする。魚とか捕まえやすいからかな。
{/netabare}

第15話~最終話 水族館を鑑賞するような、きれいなアニメだった
{netabare}
ファンタジー要素はほとんどないのに、あのEDはなんだったんだろう。
お仕事アニメとして物足りないけど、水族館を扱ったのは珍しくて評価はできる。ただ、盛り上がるところが足りないというか、よくある話だった印象。

くくる以外のキャラのストーリーも取って付けたような感じだった。副館長が銀行マンだったことは第2クールの最初で明らかにしたほうが、くくるとのやり取りも違った見方ができた。あとは、最終話が始まりなら、本格的な仕事アニメって感じがした。

ストーリーを気にしなければ、作画がきれいで観賞用としては楽しめると思う。水族館で魚を鑑賞するように。
{/netabare}

投稿 : 2021/12/17
閲覧 : 890
サンキュー:

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