大重 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
興味深く考えさせられる。ただ一話で見た期待とはなんか違うかな
1話 業界的にも興味深く面白そう
アニメ作り、ゲーム作りといった、自分の好きなものを作っている作品というのは大変興味深く見られます。
というわけで内容も良く、作画も良く、ヒロイン達も可愛い。
主人公は器用で有能ですが専門性には欠けている感じでしょうか。
実際には何でも小器用にこなせる人材というのもとても有用でしょうけれど、一つこれという特別な能力が無いと駄目、ということになり勝ちですが果たして。
しかし未来でも色々挫折はしたものの、それなりに社会経験を積み上げていてそのキャリアは決して無駄にはならないと思いますが…。
というわけで過去に戻るにはそこまで致命的などうしようもない失敗をしているわけでもない、と思えるところはちょっと気にかかりました。
あれくらいの挫折は、また立ち上がれば良いのでは…。
まあもう過去に戻ったのだから未来のことは気にしないで良いのかもしれませんが。
何にせよどのような未来を迎えることになるのか、楽しみにさせて頂きます。
全話感想
うーん、いやなかなか良かったですよ。しかし何かちょっと違ったかな。
まず主人公がチート能力に目覚めるのが…そんなものかなぁ?
確かに実務経験もあり10年以上の引き出しがある以上、未経験の学生より優秀で当たり前かもしれませんが…。
そこまで卓越した能力があるならもうちょっと現代で台頭できなかったものかな? とちょっと違和感もありました。まあどんな天才も、力を活かせる環境が与えられなければ芽が出ないといえばそうかもしれませんが。
しかし後年トップクリエイターとなる仲間達の心をへし折って引退に追い込むという展開はなかなかに考えさせられました。
誰しも生まれながらの天才なわけではなく、環境に恵まれてこそなところはあります。
環境というのは自分の作品を熱烈に好いてくれてお前は天才だと言ってもらえて初めて花開く場合もあったり。
奈須きのこが武内崇と出会わなかったら台頭できたかとかそういうのですね。
彼らは大学で成功したり挫折したり色々あった結果、成長して大成した。
その機会を主人公が奪ってしまったと。なるほどなぁ…と、ちょっとおもしろかったです。
ただ主人公は基本的にはマネジメント能力で、クリエイターの能力と直接比べるものでは無いのでは? とも思いましたが…。
まあ細かい不満やそれは違うのでは、というポイントもあったものの、全体的には面白かったです。