CiRk さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
理解できれば結構面白い
戦前の日本が舞台の、吸血鬼の話。
ただ、吸血鬼ものにしては随分と硬派な雰囲気のアニメ。
まあ原作がラノベとかじゃなくて、朗読劇らしいからね。
{netabare}
1話見たときは全く話についていけなくて、そこまで面白くない雰囲気アニメぐらいの気持ちで見てましたが、話が理解できてからは結構面白かったです。
そんな難しい話でもないのに時系列シャッフル等でなんか難解に見える作りになってしまってる感はある。
ただ一話の内容はちゃんと理解した後に見直すとかなり良かったです。
デフロットと岬回で一話と繋がったのは感動した。
時系列シャッフルした意味は正直わからなかったけど。
金剛鉄兵計画という話を軸に後半はストーリーが進んでいくけど、心理描写が丁寧で話も分かりやすくこのあたりが一番面白かった。
ヴァンパイアになることによるデメリットなどの話も出てきて、吸血鬼設定が活かせていた。
それに最終回が良かった。
あの熱いラストバトルも良かったし、その後にいつものセリフ、
「貴殿らには二つの道がある。・・・」で締めるのも完璧だった。
キャラも魅力的でよかった。
ほとんどのキャラに魅力があったからこそ、死亡シーンや最後の戦闘はかなり良かった。
まあ微妙だった点は最後あっさりと問題を解決してしまったことかな。
あの黒幕みたいだったルーファスがクソ雑魚だったのには笑ったw
それとワクチンで吸血鬼になった人々はどうなったんだろう。
はずれの多い吸血鬼系作品、戦前舞台作品ではかなり面白い部類。
{/netabare}