まつまつ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
内容というよりは雰囲気を楽しむ作品
大正時代が舞台で吸血鬼物って鬼滅に便乗したか?
と事前情報ほぼ無しでの視聴なので思ってしまったが全然違った。
というより2013年に公演された朗読劇が元ネタなので鬼滅よりもむしろ先だった。
朗読劇からアニメという展開は史上初らしく、新しい試みは良い事だ。
最初は前田が主人公だと思っていたのだが、来栖秀太郎が主人公のようだ。
中盤から大震災で街が崩壊したり、吸血鬼化するドラッグを予防薬として騙されて飲んだ人々が吸血鬼化してパニックになっている所を研究中だった金剛鉄兵が殺戮していったりする展開に陸軍の吸血鬼部隊が奔走して事を鎮めようとしていくのだが、正直この作品が何を伝えたかったのかはあまり理解出来なかった。
まぁ他作品にはあまりない独特の哀愁漂う雰囲気と世界観を何となく楽しめたので良かったのかなという印象。
ただヴァンパイアとして生きて行く苦悩というのは伝わったか。
前田と岬には幸せになってもらいたかったなぁ。
個人的には前田のCV諏訪部さんの声が渋くていい味出してて良かった。
劇中歌も元々舞台作品だけあって作品の世界観に合った雰囲気で良かった。