颯沙 さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
評価が良かった割に・・・
異世界ファンタジーで検索すると評価が良かったため視聴しました。
作者は元自衛隊らしく、結構細かいところまで正確とのことです。
大きな話の流れとして、とにかくウザイのが
皇太子ゾルザルの奴隷(?)であるヴォーリアバニーの元女王テューレ。
最終回の他、数話でなぜ奴隷になったかの背景がちらっと語られるのですが、奴隷から皇太子の側近みたいなところまでいきなり成り上がり、裏工作とかで引っ搔き回していきます。
だがちょっと待ってほしい。
作中で出てくるのがテューレとその側近みたいな2人だけで、帝国、日本と引っ掻き回している。
その過程で催眠術を使うような人材さえも使っている。
たった2人でそんなことができてしまう人材があっさりと戦争で負け、
そして嘘をつかれて国を滅ぼされてしまう、そんなことが有り得るだろうか?
物語としては帝国とちょっと交戦、現代兵器が圧倒的に強いので和平交渉。
その途中で炎竜退治、和平交渉が簡単にいったら面白くないのでテューレを出してかく乱させて話数を稼いでいく感じです。
とはいえ、人外の力をもった亜神(あしん)や高名な魔法使い等が敵には出てこないのもご都合主義なのかな?
そのあたりの人外と対戦させて現代兵器がいかに勝利するのか?という話のほうが、斯く戦えり。って感じだと思うんですが、まぁ自衛隊ですから戦闘ではなく、最小限の戦闘+人命救助で戦うというのがコンセプトなのかもしれませんね。
特にマスコミが公平ではないという結構突っ込んだ内容もちらっとあったので、ずいぶんと思い切ったアニメだなと感心しました。