sagiri さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
あははは!なんじゃこれ!笑
こういうドロドロしたのはお口に合うタイプなので、しっかり楽しめました。
とりあえず、水月が〇ンヘラ、〇リマン、救いようのないほど依存的で見ていて気持ち悪かったです!笑
この気持ち悪さを余すとこなく描いているのは好感が持てました。
褒めてますよ。
凄い、褒めてます。
真面目に褒めてます。
私が昔の人を思い出したくらいです。
孝之、水月、慎二、茜と色々とやらかしていますが、個人的に一番やらかしたのは遥の両親じゃないかなと思っています。
遥の両親が孝之が遥を病室に連れ出す奇行に走った後、「もう娘に会わないでくれ」と懇願。→遥が目を覚ました後、遥が記憶障害?停滞?に陥った時、「やっぱり、娘に会いに来てくれ。君が必要だ!(懇願)」
優しい孝之きゅんは罪の意識を感じて、病院通い。
→水月とすれ違い→水月、メンヘラ発動→もうしっちゃかめっちゃか!笑
後半は治療に必要なので、懇願してもいいかもしれないけれど、前半は両親が孝之に「落ち着いたら、また娘に会いに来て欲しい」くらいに留めておけば、孝之も混乱しつつも、時間が解決してくれたんじゃないかなと思う。
まぁ、そこに水月が割り込んでくるのですが。
最後は綺麗に終わらせましたが、罪の意識というか贖罪から水月を選んだ孝之きゅん。もはや、共依存的な愛で見ていて苦しかった。
もう幸せになれるのか未知数で凄い。
二人の中で自立心が目覚め、お互いを尊重して、思いやれる存在になれれば良いなと見ていて思いました。
作画などは十五年は前の作品なので、古さは感じますが、声優もキャラと声が合っているし、音楽は綺麗。
なにより、この泥沼感が好き。
もうこれどうすればいいの?
いや、もう見たくない!
とたまには混乱の渦に頭を置きたい人に薦めたい作品。