「ぼくたちのリメイク(TVアニメ動画)」

総合得点
69.0
感想・評価
324
棚に入れた
957
ランキング
1939
★★★★☆ 3.3 (324)
物語
3.1
作画
3.5
声優
3.3
音楽
3.3
キャラ
3.3

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

作品の良否は主人公次第というのがよく分かる。

詳細は公式でも。

木緒なちさん原作のラノベ作品で、制作が女の子を可愛く描くことに定評のあるfeel.。最近では「おちこぼれフルーツタルト」でスマッシュヒットを飛ばしましたね。

あの「汚いハナヤマ…おっと、それ以上はいけない。

売れないゲームメーカーに勤める28歳の橋場恭也が主人公。ついに会社は倒産し、実家に帰ることにした恭也が、ふて寝して目を覚ますと、なんと10年前にタイムリープしていたんです。

大学入学時代に戻った恭也が、あのころは選ばなかった進路を選んで、憧れていた芸大での生活を始めます。そしてシェアハウスで男女4人の共同生活を送り……というお話。

リア充になって人生やり直しって話なんですが、まあ、そうはうまくいかないのが物語ってところなんでしょうけどね。誰もが一度は妄想する「あのとき、別の道を選んでいれば」というifの物語は鉄板の面白さですし、feel.のキレイな作画で安定感のある作品になりそうですね。

異世界モノばっかで胸焼け気味の人におすすめの作品になる期待があります。

=====初回視聴後、所見です。
{netabare}
初回の立ち上がりは1時間SPで、作画もストーリーも文句なし。

タイムリープが唐突な感じもしますし、未来で部長をやっている河瀬川が同じ学部だったり、シェアハウスに“プラチナ世代”が揃うというのもご都合ではあるのですが、それはそれとして惹きつけられる物語です。

とにかく、feel.のキャラデザ(特に女の子)は、流石の一言。声優も、これは古賀葵さん、実に可愛いですね。さすが九州出身だけあって、方言も自然で可愛かったです。代表キャラは「かぐや様」から、これから「シノアキ」になるでしょうね。それぐらい、これは期待通りのスタートを切った感じです。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
アニメの評価はストーリーだと思っているのですが、たとえば「ラブライブ!」が好きな方はキャラの可愛さが大きいのですよね。

そういう部分を評価に反映させてこなかった……あ、いや、一回だけあるか。「この美術部には問題がある」をヒロインの宇佐美さんで作品の評価を上げたわw

それ以来です。
いや、もうfeel.は、なんで女の子をこんな可愛く描けるの。シノアキもナナコも河瀬川もめっちゃ可愛い。それだけでも、この作品の評価を甘くするのに十分な理由になります。

ストーリーも悪くないですよ。ここから、どうリメイクしていくか気になりますしね。
今期の上位になるのに不足はない作品です。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
芸大祭で、サークルの面々が出してきたのが「メイド喫茶」。

なんで?
クリエイティブさのかけらもない、安易な学祭の出し物じゃないすか。

ライブでシークレットゲストがドタキャン。代役としてナナコが立ちますという。いや、それって…

たとえば大学の学祭ライブにお金を払って観に行くとしますよね。今だったらYOASOBIとかAdoとか呼ばれるわけですよ。それを期待してドキドキしていたら、出てきたのが普通の女子芸大生。

怒りません?

しかも歌った曲が「God Knows...」。アニメ系YouTuberの方々は歓喜していますが、なんで? 言ってはなんですが、愛美さんも上手いけど、これは平野綾さんが歌ってこそでしょう?

で、シノアキが主人公にキスをして、ナナコがそれを見ていて三角関係スタート!

いやいやいや。これってタイムリープして、クリエイターとしてやり直す作品じゃないの?そんな安っぽいラブコメになっちゃうの?

ちょっと買いかぶっていましたかね。これは、ちょっと大きく後退したかなぁ。まあ、切るほどではないけれども。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
ラブコメから、クリエイターものに戻ったのはいいんですが…

貫之が学費を捻出しようとバイトを入れすぎて倒れます。で、恭也がなんとかするって出したアイデアが「みんなで同人エロゲを作ろう」って…

なぜ、金策が必要なのにギャンブルをしようとするかなあ。明らかに、もっと別の方法があるでしょう。

メインキャラにクリエイティブなことをやらせるため、奈々子にエロゲをやらせてキャー!がやりたいため、シノアキにエロイラストを描かせたいため…
ストーリーありきだから、ムーブがおかしくなってますよ。

にしても、ホントにfeel.のキャラデザは秀逸。貫之のフィアンセも可愛い可愛い。

そして、作者が脚本やってるせいでしょうか。金策ならぬ万策がつきましたよと。なんとも微妙になってきましたねえ。
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
1週空けて、これですか…
なんというか、ずいぶんと安っぽいラブコメラノベになってしまいましたね。

そもそも主人公に何の魅力もないのに、なぜかヒロインたちにモテモテ。そして、今回は特にキャラにエロ方面を出したいという内容でした。

さゆりとかいうサブキャラも痛いなあ…

初回の印象から、ぐんぐんと右肩下がりです。キャラの作画がいいのと、古賀葵さんの博多弁が可愛いという、それだけになりつつあります。
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
相変わらず、みんなでエロゲ制作のデスマーチ。
恭也の締切に間に合わせるための妥協、やっつけ指示に、ダメだなこれはと思っていたのですが…

貫之が、大学を辞めると。
理由は、入学からずっと感じてきた恭也に対する劣等感。敵わないと思い、クリエイターは諦めて実家に戻るという。

まあ、どこにそんな勝てませんわ要素があるのか理解に苦しみますが、なるほど、そうきましたか。

で、ゲーム制作のちびっ子パイセンが、「このまま未来になったら、どうなるんじゃろうなあ」で、バックトゥザフューチャー。

で、シノアキそっくりな幼女に「お父さん」と呼ばれてビックリの恭也。そして母親は、そりゃそうだろなのシノアキで、続く次回へ。

そうよ、こういう展開を待ってた。お待たせしすぎたかもしれません。これぞタイムリープの面白味。やっと軌道修正してきた感じです。

ただ、1点の矛盾が気になりました。

大学を辞めることを打ち明けた貫之が、いずれ作家デビューしたら名乗ろうと思っていたペンネームがあることを話すのですが、それが川越京一。実家の川越と、「恭也、お前の名前の読みをもらおうと思ってたんだ」。

いやいやいやいやいやいやいや!!!

それって、歴史が改変される前の10年後に「プラチナ世代」として活動していた名前でしょうが!
てことは、恭也と知り合う前から決まっていたペンネームじゃん。

これが恭也と知り合って、そうしようと思ったんなら矛盾。もともと最初から決めていて、たまたま恭也と知り合ったから言ったっていうなら、大嘘つきってことになります。

ちょっと、タイムリープに関して杜撰なところがありますよね。まあ、東リべほどではないけれども、ツメが甘いというか、なんというか…
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}
ひでえ…

異なる未来に飛んだ恭也。それまでの記憶がない……はずなのに。

河瀬川の部下が苦戦したイラストレーターに、冷静に対処して描きたい方向に向かせる。単に気まぐれで描いたイラストを褒めただけで。

で、シノアキが絵を辞めたことは知らないので、激昂する。なんというか、お前は知らない未来のことを覚えてんのか知らねえのか、どっちだよ。

キャラがブレまくり。
かつての仲間たちが、軒並み目指した道を辞めたことを知って、やけ酒。

どうせ、この世界線から過去にまた戻るんだろうけど、辛気臭くて面白くないですねえ。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
いやあ、面白くないですねぇ…

今回が一番、面白くなかったんじゃないでしょうか。

先週やったことと同じ、イラストレーターのところに行って、キャラデザを進めてくれと懇願しにいく2人。で、当の本人はコスプレやって遊んでましたよと。

そこまで関わり、しかも社長に直訴まで行ったのに、やれることはないから仕方ないと諦める恭也。

穴だらけのバグだらけ。そんなソシャゲを期日通りにリリースしろという傍若無人な社長。パワハラを受ける河瀬川。

休日に河瀬川の部下から呼び出され、社長に怒られている河瀬川を何とかしてほしいと。でも、僕にはなんにもできないと、デスクに座っていきなりニコ動をヘッドホンして見出す恭也。

いや、やることねえなら帰れよ。

で、奈々子がニコ動出戻りしている動画を見て、仕方ないと諦められないと、「黙れドン太郎」やったところで続く次週。

酷い脚本ですねぇ。それとも、原作がこうなんでしょうか。

制作がfeel.だし、すごく期待していた作品だったのですが、ダメだこれは。2クールって小耳に挟んだんですが、どうやらガセだったみたいで、いったんは1クール12話みたいですね。

いや、これ2クールも観ていられないですよ…
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
これはもうリカバリーは無理ですね。

終始、茶番を見せられてる感じ。
主人公アゲをするために、会社をそこまで大きくした社長をとことんバカなキャラに貶める。

そんな伏線ひとつもなかったのに、ソシャゲが炎上した時の対策として、ゲームエンジンのライセンス契約まで取り付けている有能主人公様すごいすごい。

シノアキという美女妻と子供がいるのに、河瀬川のために獅子奮闘。空港では、茶番なラブコメ展開。

さんざん描けねえとかコスプレやって遊んでたイラストレーターが、初心を思い出すの早すぎー。チョロすぎー。

ひどい脚本ですねホント。いったい誰が書いてるんでしょう。あ、原作者か…
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
偉そうに介入したせいで、プラチナ世代の未来を変えてしまったから、やり直したいと再び過去に戻った恭也ですが…

いや、変わらんでしょ。
奈々子が自分に依存している気がしたから、自主性を出させるようにしたと言っちゃうあたり。

シノアキが絵から距離を取っていることを何かしようと思案したり。後の御法あやかと出会い、何か関わろうとしたり。貫之のところに行ったり…

やってること、前回と変わらんですよ。

でまあ、やっぱり1クールじゃまとめきれず、2期やらせろと言わんばかりのところで終了です。

作品の良し悪しは主人公次第なんだなーって、非常によく分かる作品だったと思います。なかなかに好感度が低い主人公です。

作画はfeel.の良さが存分に出ていて素晴らしかったです。だからこそ、ストーリーがどうにも…

決しておすすめはできませんが、feel.の可愛いキャラデザが観たい方ならいいんじゃないでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2021/09/26
閲覧 : 974
サンキュー:

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