あすは さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
タイトルでちょっと敬遠気味だったけど
実際見たら、おもしろかった。
キャラがかわいい(絵面だけでなく性格とかも含めて)のは正義ですね。
いわゆる「なろう」系かと思ったら、専業作家の作品でした(艦これのノベライズだけ読んだことがあった)。さすがに「なろう」とは出来が違うなぁ。もちろん「なろう」系だって千差万別だけど。。。実際に描かれた部分だけでなく、その外の世界観まできっちり作ってある感。説得力のある人物描写。魅力的な脇役。「なろう」系だと不足しがちなポイントもまったく不満なし。
流行ってる「なろう」系のスタイルを踏襲してみようという意図の作品なんじゃないかなぁ。いわゆる「なろう」テンプレてんこ盛りだけど、プロが扱うとこんなにも印象が変わるとは。
まあ異世界転生もの、異世界召喚ものっていっても、古今東西のファンタジーと特に大きな違いはないんだけどね(基本、古典の『ナルニア国物語』とかとまったく変わらないスタイル)。
最近多いのだけれども、まず否定から入る後ろ向きの主人公っていらだって嫌いなんだけど、ディアブロは心の中では後ろ向きなんだけど、魔王らしくしなきゃ他人と話せないってことで、かなり無理をしながらもがんばって前向きになるところがいいです。だから共感を得るんでしょうね。
ヒロイン二人も、きっとそんなディアブロのことは何となく理解してるのかも。なんとなく、ママみがあるっぽい。レムはきちんと叱って見守る側面、シェラは優しい側面。胸の大きさからいっても、そういう位置づけであることは分かるw
10話のエロはちょっと驚いたけど、母親としてのレムを考えれば、あれは出産なんだから、物語としては必須の場面といえるかもしれない。そのあとのレムの魔王に対する態度は、まったくお母さんだし。
今は、母性に飢えてる時代だからね。。。
。。。というようなことを考察できるところが、凡百の「なろう」系と比べてもとびぬけてる所以だと思いました。
エロが多いのは、まあ仕方ないw でも、男子向けサービス的なエロがなくても、十分いけてると思う。
ちなみに一番のお気に入りはエデルガルト。片言褐色気が強い系とか、最高じゃん?