nyaro さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なんか軽ーく見るアニメないかな、という時ならいいかも
題名の通り、設定の出落ち系です。SFなんだか転生なんだかよくわからない説明もありますが、スルーでOKです。
ただ、世界で一番強い古龍とほぼ0の強さの半分で人間の6800倍の強さ。これは出落ちではありますが、加重平均と単純平均の差とか、母集団はどうかなど、いわゆる平均値のワナを使った発想は面白いです。
どうせなら、あらゆるパラメータにこの設定を当て嵌めて、漠然と対象を古龍だけにせず色んな強さの平均を取る、最強のパラメータを倒しちゃったから自分が弱くなる、みたいな話なら物語に深みが出せたでしょう。
ですが、そういう趣旨ではないですね。転生日常系といいますか、ヒロインが俺TUEEEすぎて他の3人の女の子が馬鹿みたいといいますか、友達欲しいとか、そういうストーリーです。
異世界で女の子4人のテンプレパーティーが、ワーキャー言ってて、でも、まあ負けねーだろーなー、という話が好きな方にはいいでしょう。記憶に残らない系とも言えそうです。
ただ、いつも我ながら不思議なんですが、こういう「中の下」感のある転生ものって、断念しないでなんか最後まで見てるんですよね。
で、こうやって批判してるんですけど、あれ、記憶にないなーといって、Dアニメで見直しながら、ああ、そうだったそうだった、とか言って、こうやってレビュー書いてます。本当は自分はこういうの好きなんだろうか?って思う事があります。
むしろ設定スゲー、ヒロイン最高、物語も深みがあるなあ、と思って楽しんでいたのに、1、2か所許せないみたいなアニメか、尻つぼみのアニメの方が切っている気がします。
本作については、アニメの出来そのものはまあ、何といいますか。(多分)低予算でがんばりましたねとしかいえない、止め絵と使いまわしのオンパレードでした。