えりりん908 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
伝説の谷間
はい!
タイトル見てエッチな想像したそこのアナタ!
退場です<`ヘ´>!
{netabare}ウソウソ。ごめんなさい(*^▽^*)
でも本当に、エッチな話は出て来ませんよ( ̄▽ ̄)
お話自体は賑やかで、飽きることなく最後まで楽しく視聴することができました。{/netabare}
でも、オンタイムで観ているとき、もちろん楽しかったけど、何か引っ掛かっていて・・・
{netabare}今回リピートしてみて、あらためて思ったのは、
「間合いの美しさ」の違いかな?って。
ゆるキャン△(1期)は、5人みんなが、絶妙な距離感を保っていて、そこがすごくよかった。
それが、season2では、その良さが消えていて、みんなが距離を詰めすぎてるのじゃないかなって。
事件、というかいろんなアクシデントやイベント満載でしたけど、いちばんよかったのが、9話目で出てくる、リンとおじいさん二人での「ちょっとそこまで」って言って、夜中にオートバイと原付2台で走るエピソード。
その距離感の静謐さが、素敵!
並走でも千鳥でもなく、2台縦に並んで走る、この感覚。いいです!
そしてこういう、1期目に匹敵する素敵な感覚が、他のエピソードでは圧倒的に不足している感じがして。
なんだか、1期と2期の間に挟まれて放送されていたショートアニメ「へやキャン△」みたいなベタベタした感じ。
たとえば、わりとみなさんがよかったと言っている、なでしこのお姉ちゃんへのプレゼントのエピソードなんかは、「距離、近過ぎるよ」って思ってしまって。
友達のソロキャンプを、影から心配して見守るとか、すごーく鬱陶しい。
もっと、みんな、お互いのことを尊重して、接近しすぎないで、いいんです。
ホントにピンチの時だけ、ちゃんと助けてあげられれば十分。
そして、こんなベタベタしたエピソードが、あの素晴らしかった1期の、クリスマスキャンプとラストの本栖湖ソロキャンプのあいだに存在していたってことが、信じられません。
伝説的傑作「ゆるキャン△」のラストシーンの手前にこんな谷間があったっていうのが、すごく、残念。
2期制作が決まる前だったからでしょう、ゆるキャン△1期では、クリスマスから春までジャンプするのですが、その、省略の美学がよかったんじゃないかなって、そう思います。{/netabare}