ゲリオ さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
さすがに攻めすぎたかな
ブシロード×タツノコプロが手掛けるアクションアニメ。
物語の舞台は明治64年、徳川幕府が未だ健在という歴史IF設定。
時代劇風だが主人公が変身能力を持ってるなどSF要素も有り。
一見すると、手塚治虫時代の古典リメイクみたいな雰囲気が感じるが完全新作オリジナルアニメ。
オープニング&エンディングがバンドリ関連だからって理由だけで視聴しましたが…
いやはや、ともかく地味でしたね…。
登場キャラクターを数人に絞っていたのは良かったものの、魅力的なキャラは特別いませんでした。
ストーリーは所々見どころはあったけど、全体を通してみると分かりづらく、終始陰鬱ととした雰囲気が印象悪かったです。
1960年代の原作かよってくらい使い古されたシナリオなのに、まとまりがなく、仮に昭和時代に同じ内容でアニメが放送されたとしても駄作という評価を下されそう。
4話でラスボス倒してしまうので、ぶっちゃけ全4話で十分、以降は蛇足でした。
戦闘シーンで墨絵になる演出はオリジナリティがあったけど、決着シーンで変なポエムが朗読されるのは正直ダサかったです。
自分がちゃんと見ていなかっただけかもしれませんが、5話以降のキャラの行動原理はよく分からなかったです。
月城というキャラは裏切ったり味方したり何がしたかったのか…
最後まで視聴を終えた今も意味不明なので誰か説明してほしいものの、このアニメについて考察されてるサイトがひとつも見つからず断念…w
幼女に本気で嫉妬してることといい、みっともないキャラにしか映りませんでした。
男装してる女性を男性声優(蒼井翔太)が演じてるのも気持ち悪かったです。
同様に葛原仁という人物もブレブレでした。
主人公の母親に恋をしていたようですが、おにぎり貰っただけで恋愛イベントなど皆無だったはずなのに、かーちゃんみたいな年上女性に惚れてしまうとかギャグか?
恐るべき徳川慶喜を倒すため、あの手この手で根回ししたけど、いざ慶喜を前にしたら単なるジジイで「オレはこんな奴のために人生を無駄にしたのか」って嘆きながら死んでいったってことでしょうか。かなし〜。
構成の稚拙さが目立ったシナリオ面ですが、主人公咲羽と浅陽の家族愛というメインテーマだけは良かったです。
浅陽役の伊藤彩沙(響声優)は、やはりバンドやらせるより声優業のが向いてると感じました。
中盤、浅陽の生死を数話かけて有耶無耶にしたのはいただけない。
ただでさえ暗いこのアニメで、唯一の癒しの浅陽ちゃんを死なすとか、どれだけ救いがたいアニメにするつもりだったんだよとヤキモキさせられた。
まー、最終的な結末は本当に救いのないバッドエンドになってしまったんですけどね。
ちなみにこのアニメ、放送開始時点から見てる人、ほとんど居なかった気がします。
せっかくの三森すずこ主演アニメなのに、オカダ・カズチカと結婚して見向きもされなくなってしまったんすか…
みもりんの出てるアニメ、そういえば最近はあんま見る機会ないですからね。
やはり女性声優にとって結婚はキャリアの終わりを意味するのでしょうか?
まぁ、みもりん自体、声優のアビリティはあまりなかったかもだから潮時でしたかね。
なんと秋より舞台もある模様。
出演俳優はアニメ声優と同じ方々…。
ってことは蒼井翔太もそのまま??おえっw
伊藤彩沙は幼女役やんの?まじっすか?w