KZyci83295 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
SFマニアと一般人との間に大きくて深い溝
「ゴジラSP」は「SFマニアが好む作品だが、一般人からは嫌われる作品」だ。
一言で言うと「カルト宗教風の作品」だ。最近の言葉だと「中2病の作品」だ。
こういう作品はファンに以下の妄想を抱かせるように作られている。
「もしかしたら今、世界や宇宙の構造そのものが変わろうとしているのではないか? そういう変化を自分は受け入れることができる。つまり、自分は、より進化した超人類だ。だから、超人類の自分は旧人類たちを導く模範となり、新世界の指導者になるだろう」
こういう「中2病」の青少年が抱く「自分は新世界に適応できる超人類でスーパーエリートだ」の妄想を満足させる作品は無数に作られてきた。少数派のSFマニアたちから一定の需要があるからだ。
だが、一般人は「自分は超人類だ」なんて妄想に興味がないし、嫌うだけだ。
こういう「カルト宗教風の作品」は必ず賛否両論が別れるのだ。こういう作品はSFマニアと一般人との間に大きくて深い溝がある、と気づかせてくれる。この大きくて深い溝は永遠に埋まらない、と気づかせてくれる。