HataHata さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
言いたいことは他の人と同じと思う・・・
バイク大好きで、2021秋に日本に帰国したら速攻でバイク買いに行こうと思っている人間からすると、またバイク熱を上げるアニメが出てきやがって!って感じで視聴待機していた。
主題はスーパーカブなので、ばくおんみたいに各メーカーのいろんなバイクが出てくるという内容ではないが、その分濃いストーリーを見せてくれるんだろうと思いwktkで視聴に臨んだ。
1話からわざと?暗い色彩から、バイクに乗った主人公の心が晴れていくような色どりのつき方、BGMでクラシックを多用し、今どきのアニメから一線画した感じで期待大だった。
のだが、両手を挙げて素晴らしいといえるかというと、ちょっと厳しい部分もあった。
元の原作がそうなので文句をつけられないのだが、礼子があまりにもマニアックすぎてちょっとついていけない・・・
バイク知識からもう普通のJKからすっ飛んでいるが、そこは正直良い。
問題は5話で今までのテイストを吹き飛ばすかのような、山道アタック。
危ない以前に大切なカブが可哀想じゃね?と思った。あんな使い方するもんかね?
バイク乗りとしてちょっと違和感を覚えた。
また終盤で道路から崖下の川に落ちた椎。
冬・積雪・夜・川=死ぬでしょ。都合よく半身しか身体が水に浸からないものなのか?小熊がそのあと助けて、カブのカゴに乗っけて自宅へ連れていくんだけど、そこは救急車じゃない?
冬の夜、身体が濡れている椎を風がぶち当たるバイク全面に乗せて走行したにも関わらず、小熊の家で寒そうな素振りが見えない椎の身体の強度高過ぎ・・・
こだわっているところと雑だなと感じたところのギャップが大きすぎて、なんかあんまりしっくりこない印象だった。
最終話で佐多岬まで走るが、山梨~鹿児島を一般道で、しかもうち1台は二人乗りって、ケツが4度も5度も爆発してるでしょあれは。
どんだけ強靭なんだろうか?
ということで点数的には★4となったが、ちょっと微妙な面も見え隠れする作品だった。
ていぼう部やたまゆらのようなおっとりゆったりアニメを期待してしまった自分が悪い。