Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
つまづいたら、もっと強くなれる。
2018年に放送された「SSSS.GRIDMAN」シリーズの第2弾です。
監督が雨宮監督で、アニメーション制作がTRIGGERさんというのも「SSSS.GRIDMAN」からの継続になっていますが、人間と怪獣の関わり方や、人間関係そのものの設定は大幅に異なっています。
「SSSS.GRIDMAN」では、3人グループの一人がクラスメイトの宝多六花家が営むジャンクショップに置かれていた古いパソコンからグリッドマンに呼びかけられたのをきっかけにグリッドマン同盟を結成し、怪獣の脅威に立ち向かいました。
この辺りの設定は、原作である「電光超人グリッドマン」が基になっているみたいですけれど…
一方、本作品ではガウマという5000年の時を経て現代に生き返った怪獣使いの青年が、一般人を半ば巻き込む形でダイナゼノンの操縦者を収集し、怪獣使いに操られている巨大な怪獣に立ち向かっていきます。
フジヨキ台高校一年生の麻中蓬はある日の帰り道、
『怪獣使い』を名乗る謎の男ガウマと出会う。
突如現れる怪獣と巨大ロボット ダイナゼノン。
その場に居合わせた南夢芽・山中暦・飛鳥川ちせと共に
怪獣との戦いに巻き込まれていく。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
物語の中の人間関係は、「SSSS.GRIDMAN」より本作の方が好きだったかな。
主人公のガウマに多少のウザさは感じるものの、蓬と夢芽の徐々にお互いの距離の縮まっていく感じが好印象でした。
蓬にもっと主体性が感じられたら、印象は異なっていたかもしれませんが、だからこそ夢芽に尽くす感じが良い方向に現れたのかもしれません。
キャラデザについては「SSSS.GRIDMAN」同様、クオリティが高いと思います。
特に、ヒロインの可愛らしさは半端ありません。
個人的には「グリッドナイト同盟」の存在が大きかったと思います。
「グリッドナイト」といえば、「SSSS.GRIDMAN」でも登場したキャラクターなので、両作品の繋がりを感じた気がしました。
グリッドナイトに変身できる「ナイト」の同行者がなぜ2代目と呼ばれていたのかは分かりませんでしたけれど…
そして、ダイナゼノンやグリッドナイトが正義の味方で、怪獣や怪獣を操る「怪獣優生思想」が悪と簡単に括れないのも今回の見どころだと思いました。
怪獣…一枚岩じゃなかったんです。
この設定はウルトラシリーズでも見られましたが、これまでは勧善懲悪に徹していた構成だっただけに新鮮味が感じられた気がします。
オープニングテーマは、オーイシマサヨシさんによる「インパーフェクト」
エンディングテーマは、まややんの「ストロボメモリー」
1クール全12話の物語でした。
最終話のラストで「NEXT GRIDMAN UNIVERSE GRIDMAN×DYNAZENON」というテロップが映し出されていました。
もしかすると、次回作はGRIDMANとDYNAZENONの両方が登場するとか…!?
だったら嬉しいかも…^^;