ヘラチオ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
向き合う
原作未読
アニメでは後藤さんや三島の心理描写を省いて原作の終わりのほうまで描ききっているようだ。原作は彼女たちの心理描写もしっかりあるらしい。
家出少女を拾うという犯罪チックなことをきっかけに話が進行していく。
拾ってからは服のシワがなくなったり、しっかり髭を剃るようになったりと女性によって男が変わるもんだなと思わされる。既婚男性が妻のおかげで清潔感ある男になってるみたいな。
内容はキモオタの妄想を具現化したみたいな展開ではあるけど、その中にしっかりドラマがあって{netabare}可愛い女の子沙優がカースト上位のモテ男の告白を断ったために、本人ではなくその友達がいじめられて自殺を目の前で見せつけられ、ただでさえ沙優を疎ましく思っていた母親が毎日押し寄せる取材に対し、余計にヒステリーを起こし、お前が殺したんじゃないかなんてことを言いだし、それが原因で家出。お兄さんの優しさが仇になって宿泊させてもらう代わりに体を差し出す子に。自殺を見せつけるっていうのも割と酷いと僕は思うんだよなあ。勿論、いじめる側が悪いんだけど。{/netabare}
中学生くらいからずっと思っているけど、小学生、中学生、高校生ってほんとしょうもない理由でいじめ始めるよな。大人も変わらんか。いじめるほうは気持ちいいんだろうけど、普段抱えているもやもやを昇華させてほしいものです。武勇伝みたいに語ってオリンピックから外されるなんてバカバカしい。
吉田さんもお兄さんも優しくてそこが救いになる話だったなあ。
後藤さんが{netabare}本当は好きなのに、彼氏がいるみたいな嘘をついた理由はまじで理解できん。{/netabare}断るだけなら分かるけど。僕が乙女心分からないだけなんでしょうか。実際、知らんけど。
僕もこういう妄想したことあるんで、見ていてしっくりくることも多く、全体的には楽しめた。
辛い過去あっても向き合っていくことは大切ですね。
ある種ルサンチマンのようなものを溢れさせてしまった。↓
{netabare}一度抱いた女の子は忘れないとか言うてた奴おったけど、当たり前じゃね?ヤリ○ンだと違うのか。女性を大切にできない男は死ぬべきだとさえ思う。{/netabare}
吉田さんモテモテすぎて羨ましい限り。時折、清潔感に欠けてそうな感じあるのに、そんなのってあり?確かに優しい男ではあるけど、あんな感じでもモテモテなんか。創作に対して嫉妬だなんて余計に絶望してしまう。
OP
おもいでしりとり DIALOGUE+
ED
Plastic Smile 石原夏織
どちらの曲も頭に残る楽曲だった。希望に溢れた曲のように聞こえる。
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
片思いした相手にバッサリ振られ、ヤケ酒をした帰り道、26歳のサラリーマン・吉田は路上に座り込む女子高生・沙優と出会った。べろべろに酔った吉田は、前後不覚のまま行き場のない沙優を一晩泊める。…翌朝、ふわりと美味しそうな香りに目覚めると、食卓には味噌汁が。「おはよう」「なんだお前!!なんでJKが俺ん家に!」「泊めてって言ったら泊めてくれたじゃん」「…味噌汁」「昨日“毎日味噌汁を作ってくれ~”って」「ハァ!?絶対言わねェ!!」家出をして行き場のない沙優を追い出すわけにもいかず、吉田は家事を条件に彼女の同居を認めることに…。こうして、家出女子高生とサラリーマンの微妙な距離がもどかしくもあたたかい、不思議な同居生活が始まった―。
第1話 電柱の下の女子高生
IT企業に勤める26歳のサラリーマン・吉田。ある週末、彼は職場の先輩・後藤愛依梨へ告白するが見事玉砕。5年ごしの片想いを失恋で終えた。居酒屋でヤケ酒を呷り、同僚・橋本に愚痴をこぼす吉田。その帰り道で彼は、路上に座り込む女子高生・沙優と出会う。へべれけに酔った吉田は、家出少女の沙優を一晩泊めることにする。
第2話 携帯
行く宛のない沙優を追い出すわけにもいかず、住まいの家事を条件に、吉田は彼女の同居を認める。ぎこちなくもなぜか心落ち着く、穏やかな同居生活が続く。そして迎えた休日、買い物の途中で吉田は、沙優が携帯を持っていないことに気づく。その理由を尋ねると、沙優は遠慮がちにぎこち
第3話 共同生活
吉田は自身の不利益を気にする様子もなく、沙優にも何ひとつ見返りを求めない。吉田の本心を理解できないまま、モヤモヤを募らせる沙優。吉田から帰宅が遅くなるとの連絡が届いたある晩、沙優は彼に恋人ができる可能性もあることに気づいてしまう。“居場所”を失うという想像に、沙優の心は不安で大きく揺さぶられていく。
第4話 バイト
お互いの胸の裡を明かし、心の距離を縮めた吉田と沙優。それから沙優は近所のコンビニでアルバイトを始めることになった。バイト先の先輩・同学年の結城あさみは面倒見がよく、瞬く内に沙優とうち解ける。終業後、沙優たちの同居生活について聞きだしたあさみは、吉田の人となりを確かめるため急遽彼の部屋を訪ねることに。
第5話 現実
深夜、帰宅途中の吉田から沙優に宛てて届いた急なメッセージ。そこには後藤がなぜか沙優に会いたがっているので一緒に戻る旨が綴られていた。吉田の想い人であるはずの後藤を前に困惑する沙優。後藤はというと、吉田が沙優と暮らすことになった経緯に半ば呆れつつも特に咎めることもなく、終始和やかに会話を楽しんでいた。
第6話 星空
吉田との同居を続けて少しづつ前向きになり、実家へ帰る決意を固めつつある沙優。そんな彼女をもうひとつの過去が苛もうとしていた。以前、宿の世話になり関係を持った行きずりの男・矢口恭弥。沙優は、その矢口とバイト先で再会してしまった。沙優の素性に気づいた矢口は、かつての関係の口止めを条件に強引な復縁を迫る。
第7話 恋慕
あさみの学校が夏休みを迎え、沙優は彼女と一緒に過ごす時間が増えた。小説家という夢の実現に向けて、受験勉強に勤しむあさみ。沙優もまた、未だ明確に答えの出せない自分の未来について考え続ける。その翌日、沙優は掃除の最中に吉田の私物が詰まった段ボール箱を見つける。中には彼の高校の卒業アルバムが収まっていた。
第8話 夏祭り
高級車に乗っていた人物は、沙優の兄・荻原一颯だった。兄が仕事の多忙を押して沙優の消息を捜していたことは明白だった。沙優にとっては事態急変だが、実家へ戻るまでの猶予はもうほとんど残っていない。“今しかできない、本当にしたいこと”を自問自答する沙優。その時ふと目に入ったのは、夏祭りの告知ポスターだった。
]第9話 過去
「沙優を引き取りに来ました」--早朝、沙優の兄・一颯が吉田の部屋を訪ね、二人の同居生活は終わりを迎えた。一週間後、沙優は北海道の実家へ帰ることになる。そのタイムリミットを前に自分自身と向き合うため…家族や学校、友だちのこと。そして家出にいたった日…。沙優は、吉田とあさみへ今までの経緯を語りはじめる。
第10話 証明
沙優が近日中に北海道へ戻ることは、彼女を知る吉田の同僚たちにも告げられた。沙優の兄である一颯は、吉田が沙優を庇護し、最後の救いになってくれたと改めて感謝を伝える。残りわずかな日々だが、吉田と沙優は、今までどおりの“何気ない日常”を惜しむように過ごす。ある夜、沙優は吉田とともに、丘のある公園へと赴く。
その他の購入オプション
第11話 覚悟
血の繋がりはないが“赤の他人”でもない--助けを求める沙優を放りだす方が無責任とばかりに吉田は彼女の帰省に同行する。家出の旅に決着をつける沙優を支えて、最後まで見届けることにしたのだ。旭川の自宅を目指す帰路、沙優は兄の一颯に立ち寄りたい場所を告げる。それは半年ほど前まで、彼女が通っていた高校だった。
第12話 母親
あまりにも沙優に不憫な展開を迎えた時は、“部外者”の大人として彼女を守る。そう決意して吉田は、母娘の対面に立ち会う。半年以上を経て、実家に戻った沙優を出迎えたのは、激昂する実母の平手打ちだった…。体面と自己保身だけを押しだして、娘の言葉を封じ込める沙優の母。その振るまいは沙優の心を容易く踏みにじる。
第13話 未来
沙優を支えてほしいと、母親へ土下座を続ける吉田と兄・一颯。相次ぐ二人の懇願に、沙優の母は発作的にヒステリーを起こし…数刻を経て落ち着きを取り戻した。改めて沙優の母へ感情のまま言葉を重ねた非礼を詫びる吉田。彼女もまた、沙優の今後は互いに話し合うと約束する。沙優は、本当の意味で家出を終えることができた。