Bハウス さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
リメイク作品にありがちな失敗
1997年にOVAからスタートし
のちに2クールのTVアニメが放送された本作
基本的なキャラクター設定はそのままだったけど
リメイクで犯しがちなオリジナル要素が
この作品の足を引っ張っていた
本筋は全惑星中の女の子が代表で選ばれ
宇宙撫子(コスモビューティー)を目指すため
大学衛星に集まり「大運動会」で雌雄を決する
主人公は北海道出身の明星かなた
彼女は幼い頃に出会った女の子から
リストバンドを受け取った事がきっかけで
宇宙撫子を目指してる
大学衛星に入学し日々トレーニングを積むかなた
そこに幼い頃であった少女を発見する
しかしその少女エヴァは別人のような表情で
通り過ぎていくのだった
20年前の作品は宇宙撫子のお母さんを追いかけて
大学衛星に来る神崎あかりちゃんが
ダンボールで作った「あかりハウス」にこもりつつも
仲間とともに切磋琢磨するのだが
この作品のオリジナル要素として
1・大運動会を操る管理委員会
2・遺伝子操作されたエヴァとかなたの因縁
3・月の内戦に関わるヤナとルシル+武器商人の家であるリディア
12話で纏めるには要素が多すぎて
運動会の競技シーンより安っぽいサスペンスを見ている感じだった
最終的にルシルと管理委員会が何故協力したのかわからないし
途中で管理委員会の手伝いをしたパリアが
何のトラブルもなくひょっこり元に戻っていたり
設定入れてるのに雑な扱いだったので
見れば見る程昔の熱が冷めていくのを感じていた
本当はもっと辛い評価にしようと思ったが
主題歌差し置いてオーラスに「ツバサ」をかけてくれたこと
そして神崎あかりちゃん(?さい)が
CV夏樹リオさんで登場した事に免じて気持ち分上げておく