ミュラー さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
超圧縮アニメ
SP(SingularPoint)とは、数学用語では特異点のこと。
その点で積分や微分ができない点を現わす。y=1/xのx=0の点なんかは良い例ですね。
まあ、物理学などに応用すると、空間の特異点なんかは、ブラックホールのような空間が大きくゆがむ原因ポイントになるんだろうけど。
このアニメ、そんな用語を持ち込むだけあって、物理・AI関連のギミックにあふれている。
それが超高速で流れる。おそらく視聴者に理解させるつもりないんだろうな。そしてあくまでもギミックで本筋ではない。
そんな中、現実に起こっている怪獣の来襲が平行して描かれる。
特異点=破滅に向かっていることを認識した主人公達が、、
その特異点を避けるための様々なチャレンジが行われる。
結局最後はジェットジャガーの巨大化によってゴジラを倒すのだが、様々やっていたAI達のやり取りの中で、ジェットジャガー強化のプロトコルが発動したため・・。
これまでの膨大なやり取りはどこ行った?
タイトルにゴジラとあるが、物語の後半に入るまでゴジラ一切出てこない。
出たら出たで、伝統的なゴジラの咆哮、口から吐く破壊光線ですべてを破壊する様など、見たことあるゴジラのテンプレは踏襲している。
しかもCGアニメを得意とするオレンジの手腕だろうか。怪獣の造形や動きは素晴らしいものがある。
ゴジラに詳しいわけではないのだが、今までのゴジラ作品とは、実写・アニメも含めてだいぶ趣きを異にしているので、賛否あるような気がする。
まあ、私などは単純なゴジラ作品よりはだいぶ楽しめましたけどね。
あ、今期もう一つ特異点を扱っているアニメがあったね。
Vivyって言うんですけど。