take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作連載開始時から注目していた作品
どっかの番組風に言うと、超一流週刊(今となってはマイナーかもな・・・)漫画雑誌チャンピオンに連載が開始された時から注目をしていた作品。
連載開始時は、えらく子供っぽい世界観(に見える中・・・、だって動物が主人公だよ、おとぎ話か、絵本じゃんね)のふりして、とんでもない作品が出てきたと思った。
物語は、色々な要素が絡み合っているので、例によって説明はしないのだw。
でも、草食動物と肉食動物の本能的な「差」が大きな壁、として描かれているのが面白い。
これは、動物たちの社会生活の中で、抑えられ低い壁に保たれている一面もあるが、決して無くならない壁として描かれている。
たとえ、その壁が限りなく低くなり、目の前に描かれた線のようになっても、ちょっとした油断、スキであっという間に壁として具現化する、そういうモノとして描かれている。
そんな中での、主人公:レゴシ(ハイイロオオカミ)とハル(ドワーフウサギ)の絡みを中心に、その他のキャラクター達とのあれやこれやがが描かれる形だ。
学園生活で、日常系でもあるのだが、それぞれの思想、行動の底辺に必ず肉食、草食の問題が控えており、楽しいとか、面白いとか言う感覚の他に、常に「何かがある」感じがしていた。
これは、本当にユニークな作品だと思う。
今回は、このタイミングで言ってしまうが、機会があれば本当に観てみてもらいたい作品。
もっとも、やっぱりある意味、クセはあるので、合う合わないはあるんだろうなぁ、とは思います。
実は、原作マンガの方が面白いかもなぁ・・・、とも思っています。
(原作はほぼ完読しています。)
さて、1期はハルちゃんとの関係が、ひとまず、本当にひとまずだけど、
落ち着いて、終わることが出来たのかな・・・ある意味では。
ハルちゃんは、ある意味大胆で、臆病で、豪胆で繊細で、芯が強いわりに華奢に見えたり、なかなかに魅力的なキャラクターですよね。
どうなんですかね、芯には純真な部分を持ちつつも、ある意味では男を困らせるほどのお騒がせな小悪魔的な要素も持っている女の子かもしれませんね。
もちろん、私も気になっているキャラですw(原作の時からね)
あとは、ジュノ(ハイイロオオカミ)も好きかな、
こちらの方が実はハルよりも素直で純情かもしれません。
人生経験が普通っていう意味では。
容姿も、かわいらしくて好きですね、私的には。
ああ、脱線しました。
今後は、もう一つの軸、学園内の食殺事件についても展開していくのでしょうね。
さて、なんとなく難しい一面も持つ作品なので、十分な感想も紹介もできていな気がしますが、ここまでにしようかな。