zeroone01 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ロードバイクに興味のある方おすすめ
元々ロードバイクに少し興味があったのでロードバイクのアニメで検索したらこの作品と「弱虫ペダル」が気になったのでどちらも視聴開始しました。
弱虫ペダルはガチのロードレースの内容に対し、こちらはロードバイクを楽しもう!って感じの作品。
放送当時は作画崩壊や放送延期など、色々問題があった作品らしいです。私はDVDをレンタルして観たので関係無いですがw
登場人物はどこかで観た事あるようなキャラ設定の子達ばかりです。もうテンプレなんですか?ってくらいそっくり^^;
まぁそこは私はあまり気にしないので良しとして、メインキャラを簡単に説明。
倉田亜美(CV:東山奈央):大学1年生、自転車初心者。これと言って取り柄の無いドジっ子キャラ。(妹がいる)
新垣葵(CV:五十嵐裕美):亜美の幼馴染の大学1年生、自転車経験者。運動神経抜群のスレンダー美女。ドジっ子の亜美を放っておけない。若干天然な可愛い一面有り。
西城雛子(CV:大久保瑠美):大学3年生、自転車上級者。身長143cmと小柄だが強気な性格。チームのまとめ役。
一ノ瀬弥生(CV:黒澤ゆりか):大学3年生、自転車上級者。おっとりとした性格だが自転車のパーツ等をこよなく愛している。実家が金持ち。おっとり系ではお決まりの巨乳。
高宮紗希(CV:日笠陽子):大学3年生、自転車超上級者。日頃から一人で自転車に乗って色々な所を走っている。かなりの大食い。
話の内容は特に趣味も取り柄も無い主人公亜美が、可愛い折り畳み自転車に一目ぼれし、サイクリング仲間を増やしながら自転車の魅力に少しずつハマって行くって感じのお話。
自転車初心者には「あるある」の出来事が色々発生し、自転車の魅力や時には危険な事まで色々教えてくれ、私みたいなロードバイクに興味がある人にはとてもためになります。
実際、私はこのアニメの2話まで観た時にロードバイクを思い切って購入したのですが、ハンガーノック(低血糖状態)をこのアニメで学んだので対策を十分にして初サイクリングに出かけました。その他初心者にはありがたい情報が盛り沢山です。
ただ、自転車に全く興味がない人からしたら、このアニメを観て自転車に興味が沸くかと言われれば微妙かもしれません。なぜなら、亜美ちゃんも度々言ってますがとにかくお金がかかります。ロードバイク本体は高いし、その他アイテムやメンテナンスやらでまた別に費用が必要だし、ロングライドは辛いし危険がいっぱいだし、簡単に「乗ってみたいな」とは思わないかな^^;
まぁそんな自転車あるあるを交えながら色んな峠などを走ったり飯テロ並みに色々食べたりしながら話は進んで行くのだが、内容としては亜美ちゃんの成長だったり仲間との絆だったりは見ていてとても良かったと思う。全12話で1年の時が過ぎるのだけど、特に早すぎる感じも無くスムーズに最後まで観れました。
特に好きなのは{netabare}第10話での亜美ちゃんの妹が姉に「ありがとう」と言ったシーン。この一言に姉に対する色々な思いが詰まっているんだなと思いました。 {/netabare}
しかし、風景の作画はちょっと残念かなぁ。後半の虹の描写はお世辞にもキレイとは言えませんでした。日の出の描写は良かったと思うけど。ただ、DVD特典で視聴できるサイクルコメンタリーで製作側のお話が聞けるのだが、ロードバイクを3DCGで描いていて、表面からは絶対見えない裏側まで細かく再現されているとか、サイズだったりブレーキの音だったりその他自転車に関する事はもの凄くこだわって作っているらしいです。なのでそこら辺を踏まえ作画の評価は少しプラスしています。
DVDで観れる方は特典の声優さんたちのキャストコメンタリーとロードバイクに興味のある方はサイクルコメンタリーも面白かったので是非視聴して頂きたい。面白さが倍増します。
サイクルコメンタリーの中で作者が言っていたが、作中に起きるトラブルとかはほぼ実話を元にしているらしいです。日光のいろは坂での紗希さんの事故の経験談(奇跡のようなお話)も、ほぼ実話と聞いてびっくりしました。
トータルで見て良くできている作品だなと思いました。2期の制作はまだ未定のようですが、是非やってほしいです!