k57x83 さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
戦力・戦術、あとは運だ
長い間が空いての2期
その期間で十分に構成を練ったのだろうか、
非常にレベルの高いアニメに変貌した
要点としては、
・1期の酷い引き伸ばしがなくなった
・原作の良い点を削らず、物語を完遂した
(最近レビューを手抜きすぎていた気がするので初心に帰り、
しっかりやってみます)
●物語・キャラ
原作の最も良い点である全体のキャラ立ちが凄いところを
削らずにアニメ化している
話的にははざっくり言えばランク戦と防衛戦した、で言い表せるが、
ランク戦の相手チーム、防衛戦でのネイバー(敵陣営)、
それぞれでの敵味方の思考、行動原理、戦闘での戦術、工夫が
しっかり描かれている
そうして生まれる各人の行動・結果、話の流れ、に納得でき、
つまりは物語に充分に納得できる
(設定、キャラ含めた)話の上手さでは、個人の主観で
攻殻機動隊、サイコパス、ジョジョ、H×H等に並ぶと思う
昨今、登場キャラ大半が脳死してたり(なろう系全般など)
物語に納得できない(リゼロ編集版以降、だんまち3期など)
ものが多くなっている中、
(それはアニメとして普通であるべきことなのに)
珍しいとさえ感じてしまう
こういう作品が増えてほしいと切に願う
●声優・作画・音楽
とくにすごい違和感とかなく無難にまとめてる印象
OPは良かったので若干音楽に加点
タイトルの「戦力・戦術、あとは運だ」はアニメ内の
ランキング1位の隊員の言葉
他のバトルアニメ作品と違い、
みんなが(ほぼ)同じ武装しか使えない状況での1位の言葉だが
ここにワールドトリガーという作品が集約されていると思う
気合や感情だけで強くなったりはしない
戦力と戦術で強くなる
これからも主人公達の活躍に期待
タクティカルゲーム好きならきっとこの作品好きと思います
(ただしアニメ1期が苦行・・・)
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ちょっと脱線ですが
昨今、どうして脳死キャラ、納得できないシナリオ構成が
増えているのだろう、と思う
例えば、現実での甲子園を想像する
相手選手、自分、周りのライバル全員甲子園に行くために、
尋常ではない努力をし、至る所で工夫していることは容易に想像がつく
そしてそれらが凌駕した方が勝つ(時には運もからむが)
別にスポーツじゃなくてもよくて
1つの目標に複数人が向かえばそういうものが発生する
異「世界」転生だとしたら、転生先には世界があって、
体系が存在して、1つの目標に対して複数が参加する
状況は普通に存在しているはずで、
その世界を想像して物を書けば、脳死キャラなんてものは
いないはずなので書けば書けるはずだし、
そういうものを繋ぎ合わせれば
納得できる物語なんてものも作るのはそう難しくないと思う
甲子園の例でいえば
脳死キャラ
→なんの努力もせずに1回戦で負ける選手
物語に納得できない
→メンバー紹介→優勝シーンに飛んでいて、
努力とかしてないけどなんでかよくわからないけど優勝できた
みたいになるわけで、そんなんばっかじゃあ
そりゃあ見ていて面白くないのは当たり前なわけで
2回目になりますが、
良い物語が増えることを願っています
(じゃあお前も作れとか言われそうですが、今作っています。
なろうじゃないですが。
いつか、どこかでお目見えすることができたらレビューお願いします)
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